ホームIMICライブラリMMWR抄訳2004年(Vol.53)最新情報:中国からの養子における麻疹-2004年4・・・
2004/04/16Vol. 53 / No. 14
MMWR53(14)309―309
Update: Measles Among Adoptees from China - April 14, 2004
2004年4月14日現在、3月26日にアメリカに到着した中国からの養子12名のうち6名が麻疹確認例、3名が疑い例と同定されている。他の3名は公衆衛生局で観察中である。最後の麻疹確認例はニューヨーク州の生後13ヶ月の養子とワシントン州の生後12ヶ月の養子であった。麻疹確認あるいは疑いのある小児9例のうち3例は旅行中に感染したと考えられた。4番目の小児は次の航空便での旅行中に感染した可能性がある。・3月26日、China Southern 327便、中国広州発ロサンゼルス行き。・3月27日、Delta Airlines 484便、ロサンゼルス発シンシナティ行き。・3月27日、Delta Airlines 518便、シンシナティ発ワシントンDC着行き。これらの航空便の乗客で4月17日までに発熱や皮疹の発現がみられた場合は、麻疹の検査を受ける必要がある。麻疹の曝露から皮疹発現までの一般的な潜伏期間は約10日間(7―18日間)であるが、まれに19―21日間かかる場合もある。この調査では確認されていないが最近中国から養子にきた他の小児も麻疹に曝露している可能性があり、感染源となり得る。医療介護提供者は発熱性皮疹患者における麻疹について警戒する必要があり、麻疹の疑いのある患者は速やかに地域の公衆衛生局に報告するべきである。
Copyright © 2013 International Medical Information Center. All Rights Reserved.