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MMWR抄訳

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2004/04/16Vol. 53 / No. 14

MMWR53(14)306―309
Measles Outbreak in a Boarding School - Pennsylvania, 2003

全寮制学校における麻疹のアウトブレイク-ペンシルベニア,2003年

2003年に発生した、1998年以降最大規模の米国内学校での麻疹アウトブレイクに関するCDCの調査結果を報告する。 2003年4月、Pennsylvania Department of HealthはCDCに13歳の麻疹患者2例を報告した。この2例はワクチン未接種の双生児で、ペンシルベニア州東部にある生徒数663名の全寮制学校の生徒であった。5月中に学校や病院などで麻疹に関するサーベイランスが実施され、全体で11例が検査にて麻疹と確認された。発端者は麻疹含有ワクチン(MCV)を2回接種していた17歳の生徒であり、2003年3月15日に麻疹伝播が知られているレバノンのベイルートから帰国していた。彼は帰国翌日に咳と発熱が、3月21日に皮疹が発現し、救急病院でウイルス性発疹と診断され学校の保健センターに入院していた。検査確認例5例(発端者と同じ寮に住んでいた双生児、寮の管理者、異なる寮の生徒2例)は発端者と疫学的関連があった。さらに、この異なる寮の生徒のうち1例により彼の寮の生徒2例とニューヨーク市(NYC)の13ヶ月齢の小児(ワクチン未接種)に感染が拡大し、このNYCの1例は同じアパートに住む33歳の移民(ワクチン未接種)の感染に関連した。その他の生徒1例は、異なる寮の感染者から感染した可能性があった。生徒2例とNYCの小児の麻疹遺伝子型はD4であった。全寮制学校患者の最終の皮疹発症日は4月15日で、死亡例や重大な合併症の報告はなかった。生徒9例の年齢中央値は17歳(13―26歳)であり、このうち2例はMCV未接種、1例は1回接種、6例は2回接種を受けていた。MCV接種者は未接種者に比べ症状が軽かった。麻疹は米国内に輸入され続けており、アウトブレイクの規模を制限するには生徒におけるMCV(2回接種)の接種率向上が有効である。医療介護提供者は特に最近の海外渡航者に対しては麻疹を疑う必要があり、学齢期の全小児にMSVの2回接種を実施するべきである。

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