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MMWR抄訳

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2004/02/27Vol. 53 / No. 7

MMWR53(7):145―149
Asthma Prevalence and Control Characteristics by Race/Ethnicity - United States, 2002

人種/民族による喘息有病率および制御特性-アメリカ,2002年

CDCは、喘息の有病率と制御特性を評価するため2002年BRFSSデータを人種/民族別に分析した。BRFSSは18歳以上を対象に慢性疾患や死因の上位を占める疾患に関する危険因子に関する無作為電話調査であり、50州、ワシントンDC、プエルトリコ、グアム、バージン諸島(USVI)にて実施された。回答率は58.3%(ニュージャージー42.2%―ミネソタ82.6%)であり、生涯喘息患者(今までに医師ら医療専門家に喘息であるといわれたことのある患者)は11.9%(247,646例)(サウスダコタ8.6%―プエルトリコ19.6%)、本土(50州+ワシントンDC)では11.8%(サウスダコタ8.6%―モンタナ14.5%)であった。現在喘息患者(生涯喘息患者のうち現在も喘息である患者)は7.6%(246,995例)(USVI4.7%―プエルトリコ11.5%)、本土では7.5%(サウスカロライナ5.8%―メイン10.0%)であった。19地域を対象としたAdult Asthma History Moduleによる喘息特性制御に関する人種/民族別調査では、現在喘息患者は全体で7.3%であり、非ラテンアメリカ系多民族15.6%、アメリカインディアン/アラスカ原住民11.6%、非ラテンアメリカ系黒人9.3%、非ラテンアメリカ系白人7.6%、その他の非ラテンアメリカ系7.2%、ラテンアメリカ系5.0%、非ラテンアメリカ系アジア人2.9%、非ラテンアメリカ系ハワイ原住民/太平洋諸国1.3%の順であった。調査前12ヶ月以内の救急外来受診率は非ラテンアメリカ系黒人37.2%、ラテンアメリカ系26.0%にて高く、非ラテンアメリカ系多民族13.5%にて低かった。また、非ラテンアメリカ系白人および非ラテンアメリカ系アジア人では救急処置目的の医療機関受診率が低く(それぞれ25.8%、17.1%)、救急外来受診、喘息症状、発作、睡眠困難および活動制限いずれも否定的で、さらに定期的受診率、薬剤服用率も低かった。

References

  • CDC. Surveillance for asthma-United States, 1980-1999. In: CDC Surveillance Summaries (March 29). MMWR 2002;51(No. SS-1).
  • CDC. 2002 BRFSS summary data quality report. Available at <http://www.cdc.gov/brfss/ti-quality-req2002.htm>.
  • Weiss KB, Gergen PJ, Wagener DK. Breathing better or wheezing worse? The changing epidemiology of asthma morbidity and mortality. Annu Rev Public Health 1993;14:491-513.
  • CDC. Deaths: Final Data for 2000. National Vital Statistics Reports (Vol. 50, no. 15). Hyattsville, Maryland: U.S. Department of Health and Human Services, CDC, National Center for Health Statistics, 2002.
  • Nelson DE, Holtzman D, Bolen J, Stanwyck CA, Mack KA. Reliability and validity of measures from the Behavioral Risk Factor Surveillance System (BRFSS). Int J Public Health 2001;46(suppl):1-42.
  • CDC. Self-reported asthma prevalence and control among adults- United States, 2001. MMWR 2003;52:381-4.

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