ホームIMICライブラリMMWR抄訳2004年(Vol.53)最新情報:一般市民に対する天然痘ワクチン接種による・・・
2004/02/13Vol. 53 / No. 5
MMWR53(5):106-107
Update: Adverse Events Following Civilian Smallpox Vaccination - United States, 2003
2003年8月9日―12月31日にVaccine Adverse Event Reporting System(VAERS)からCDCへ報告された一般市民に対する天然痘ワクチン関連副作用情報を更新する。2003年1月24日-12月31日、天然痘ワクチンは国内55管轄地域にて一般の医療従事者39,213名に対して接種された。8月9日-12月31日、新たに種痘性湿疹、皮膚粘膜眼症候群、胎児ワクシニア症などの重篤な副作用は報告されていない。その他の副作用として、この期間に20例で重度(胸痛9、心筋梗塞2、神経障害2、狭心症1、拡張型心筋症1、パーキンソン病1、リンパ腫1、虫垂炎1、痙攣発作1、蜂窩織炎1)、59例で重度でない症状の発現が報告された。1月24日-12月31日における副作用報告例は重度症例が計97例、重度でない症例は計712例となり、症状としては皮疹(142例)、発熱(135例)、疼痛(122例)、頭痛(111例)、疲労(97例)が高頻度に認められている。また、この期間中の一般市民接種者からその接触者へのワクチン伝播は認められていない。
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