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MMWR抄訳

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2004/01/02Vol. 52 / No. 51 & 52

MMWR52(51 & 52):1248-1252
Implementation of Named HIV Reporting - New York City, 2001

HIV症例の氏名報告の実施-ニューヨーク市,2001年

NYC Department of Health and Mental Hygiene(NYCDOHMH)は’00年6月よりAIDS症例に加えてHIV(non-AIDS)症例の調査を開始した。ニューヨーク州は6月1日よりHIV感染症、HIV関連疾患およびAIDSと診断された症例の氏名を報告する法律を施行し、研究所に対しNYC全住民のHIV関連検査データの提出を義務付けた。2003年9月30日現在、NYCDOHMHに報告された’01年のHIV診断例は6,662例[AIDS発症例1,816例(27%)、AIDS非発症例4,846例(73%)]、’01年より前にHIV感染と診断され’01年にAIDSと診断された症例は3,275例で、’01年のAIDS診断例は計5,091例であった。’01年12月31日の時点でAIDS発症生存例は51,085例、HIV感染AIDS非発症生存例は25,377例となっている。’01年のHIV診断例6,662例の内訳は、男性4,325例(65%)女性2,337例(35%)、非ラテン系黒人3,572(54%)、ラテン系1,954(29%)、非ラテン系白人1,016(15%)であった。感染リスクデータが得られた3,981例(60%)のうち、1,534例(39%)が男性同性愛者、1,337例(34%)が異性愛者、1,033例(26%)が静注ドラッグ使用者であった。HIVとAIDSの同時診断例は女性よりも男性、非ラテン系白人よりも黒人、マンハッタンよりも他の地域にて多かった。

References

  • CDC. Diagnosis and reporting of HIV and AIDS in states with HIV/ AIDS surveillance-United States, 1994-2000. MMWR 2002;51:595-8.
  • New York City Department of Health. HIV/AIDS Semi Annual Report: Surveillance Update, Including Persons Living with AIDS in New York City. New York, New York: HIV/AIDS Surveillance Program, Bureau of HIV/AIDS, New York City Department of Health, 2002.
  • Greenberg AE, Hindin R, Nicholas AG, Bryan EL, Thomas PA. The completeness of AIDS case reporting in New York City. JAMA 1993;269:2995-3001.
  • Fleming P, Byers RH, Sweeney PA, Daniels D, Karon JM, Janssen RS. HIV prevalence in the United States, 2000 [Abstract]. Presented at the 9th Conference on Retroviruses and Opportunistic Infections, Seattle, Washington, February 24-28, 2002.

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