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MMWR抄訳

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2003/12/12Vol. 52 / No. 49

MMWR52(49):1197- 1202
Update: Influenza Activity - United States, 2003-04 Season

最新情報:インフルエンザ活性-アメリカ,2003~2004年期

今年のインフルエンザは例年より早くから流行し始めた。2003年12月6日現在、CDCには国内24州からインフルエンザ活性が報告され、小児死亡例を含む重症例も報告されている。約120ヶ所のWHOおよびNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance System(NREVSS)研究所からの報告では、10月4日-12月6日に検査された24,906呼吸器検体のうち、6,751(27.1%)がインフルエンザ陽性であり、週単位の陽性率は1.4%から37.1%に増加し、12月6日現在、計47州および9調査地域から陽性検体が検出されている。陽性分離株のうち、6,716株(99.5%)がインフルエンザA型、35株(0.5%)がB型で、A型のサブタイプの判明している1,255株の内訳は、A(H3N2)型:1,254株(99.9%)、A(H1)型:1株(0.1%)であった。抗原性解析した215株のうちA(H3N2)型は212株、うち54株(25%)が今季ワクチンに含まれたA/Panama/2007/99(H3N2)、158株(75%)がA/Panama/2007/99の変異株で抗原的に類似するA/Fujian/411/2002であった。10月4日-12月6日にインフルエンザ様疾患(ILI)による週単位の受診率は0.9%から5.1%に増加した(2000-01、2001-02および2002-03年期のピーク値:3.3%-4.4%、1999-00年期:7.1%)。また、122のCities Mortality Reporting Systemによると肺炎およびインフルエンザによる死亡率(P&I)は12月6日の週で7.0%(流行閾値7.6%)に達している(流行閾値を超えた週は、2000-01年期:10週、2001-02年期:9週、2002-03年期:なし、1999-00年期:15週)。さらに国内24州から広範囲に及ぶインフルエンザ活性が報告されているほか、15州から地域的、6州およびワシントンDCから局地的、5州およびグアムから散在性の活性が報告されている。重度の合併症として脳症、てんかん、重症低血圧を伴う脱水症、呼吸器不全、二次性細菌性肺炎[市中感染MRSA(CA-MRSA)]が報告され、3例(20ヶ月齢および22ヶ月齢幼児、16歳)がCA-MRSAにより死亡した。またテキサス州では妊婦88名がインフルエンザA感染と確認されている。症状は発熱、咳、洞性頻脈であった。インフルエンザ感染による妊婦の死亡は発生しなかった。CDCはインフルエンザの予防と抑制について勧告した。

References

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