ホームIMICライブラリMMWR抄訳2003年(Vol.52)西ナイルウイルス活性-アメリカ,2003年10月3・・・
2003/11/07Vol. 52 / No. 44
MMWR52(44) : 1080-1080
West Nile Virus Activity - United States, October 30- November 5, 2003
2003年11月5日午前3:00(Mountain Standard Time)現在、CDCに報告された西ナイルウイルス(WNV)サーベイランスデータの概要を示す。アメリカでは2003年10月30日-11月5日にWNV感染例が24州から502例報告され、うち6州(コロラド、ミズーリ、ネブラスカ、ペンシルベニア、サウスダコタ、テキサス)の16例が死亡した。同時期、死亡鳥類293羽、ウマ520頭、イヌ5匹、リス3匹、未確認動物種6匹、蚊473プールでWNV感染が報告された。2003年のWNV感染例は計8,219例(コロラド2,477、ネブラスカ1,594、サウスダコタ972、テキサス513、ノースダコタ422、ワイオミング339、モンタナ220、ペンシルベニア212、ニューメキシコ199、ミネソタ144、アイオワ143、オハイオ104、カンザス86、ルイジアナ84、オクラホマ75、ニューヨーク67、ミシシッピ62、ミズーリ59、イリノイ50、メリーランド47、ジョージア36、アラバマ33、フロリダ32、インディアナ30、ニュージャージー28、ノースカロライナ24、テネシー22、アーカンソー/バージニア各21、マサチューセッツ16、ケンタッキー14、デラウエア/ウイスコンシン各13、コネチカット12、ミシガン8、ロードアイランド6、アリゾナ/ワシントンDC/ニューハンプシャー/バーモント/ウエストバージニア各3、カリフォルニア/ネバダ各2、サウスカロライナ/ユタ1例)報告されている。人口統計学的データが得られた8,087例(98%)中4,253例(53%)は男性で、年齢中央値は47(1ヶ月-99)歳、発症日は3月28日-10月22日であり、死亡例は182例(コロラド45、テキサス26、ネブラスカ21、サウスダコタ13、ニューヨーク/ワイオミング各8、ペンシルベニア7、メリーランド/ミズーリ各5、ジョージア/アイオワ/カンザス/ミネソタ/ニューメキシコ/ノースダコタ各4、アラバマ/オハイオ各3、インディアナ/モンタナ/ニュージャージー各2、デラウエア/イリノイ/ケンタッキー/ルイジアナ/ミシガン/ミシシッピ/テネシー/バージニア各1例)であった。推定WNVウイルス血症ドナーは713例で、うち621例(87%)は西部および中西部の9州(コロラド、カンザス、ネブラスカ、ニューメキシコ、ノースダコタ、オクラホマ、サウスダコタ、テキサス、ワイオミング)から報告された。完全なデータが得られた583例中6例(28-76歳)はneuroinvasive disease、89例は西ナイル熱を発症した。さらに42州、ワシントンDC、ニューヨーク市で死亡鳥類1,1076羽、41州でウマ3,991頭、イヌ21匹、リス17匹、未確認動物種31匹、38州、ワシントンDC、ニューヨーク市で蚊7,590プールにおけるWNV感染が報告されている。
Copyright © 2013 International Medical Information Center. All Rights Reserved.