ホームIMICライブラリMMWR抄訳2003年(Vol.52)西ナイルウイルス活性-アメリカ,2003年9月25・・・
2003/10/03Vol. 52 / No. 39
MMWR52(39) : 941-941
West Nile Virus Activity - United States, September 25- October 1, 2003
2003年10月1日午前3:00(山岳部夏時間)現在、CDCに報告された西ナイルウイルス(WNV)サーベイランスデータの概要を示す。アメリカでは2003年9月25-10月1日に27州にてWNV感染例1,034例が報告され、うち22例(コロラド、ジョージア、メリーランド、ミシガン、モンタナ、ネブラスカ、ニューヨーク、ペンシルベニア、テキサス、ワイオミング)が死亡した。同時期、死亡鳥類549羽、ウマ306頭、リス4匹、犬1匹、未確認動物種2匹、蚊692プールでWNV感染が報告されている。2003年のWNV感染例は計5,861例(コロラド1,991、ネブラスカ999、サウスダコタ840、テキサス335、ワイオミング313、モンタナ207、ニューメキシコ174、ノースダコタ148、アイオワ98、ミネソタ96、ペンシルベニア91、ルイジアナ67、オハイオ57、ミシシッピ51、ニューヨーク45、オクラホマ/カンザス各40、ミズーリ38、フロリダ32、アラバマ26、イリノイ22、メリーランド20、ノースカロライナ19、ニュージャージー17、ジョージア13、アーカンソー11、マサチューセッツ/ウイスコンシン各10、コネチカット9、テネシー8、バージニア7、インディアナ/ケンタッキー各6、デラウエア4、ロードアイランド3、ニューハンプシャー2、アリゾナ/ミシガン/ネバダ/サウスカロライナ/ユタ/バーモント各1例)報告されている。人口統計学的データが得られた5,787例(99%)の年齢中央値は47(1ヶ月-99)歳、男3,028例であり、発症時期は3月28日-9月26日、死亡例は計115例(コロラド36、ネブラスカ15、テキサス11、サウスダコタ/ワイオミング各8、ニューヨーク6、ニューメキシコ4、アラバマ/アイオワ/ミネソタ/オハイオ各3、ジョージア/メリーランド/ミズーリ/モンタナ各2、カンザス/ルイジアナ/ミシガン/ミシシッピ/ニュージャージー/ノースダコタ/ペンシルベニア各1)であった。また、推定WNVウイルス血症ドナーは617例で、うち558例(90%)はコロラド、カンザス、ネブラスカ、ニューメキシコ、ノースダコタ、オクラホマ、サウスダコタ、テキサス、ワイオミング州から報告された。完全なデータが得られた489例中66例がWNV熱、4例が髄膜脳炎を発症した。さらに42州、ニューヨーク市、ワシントンDCで死亡鳥類8,955羽、36州でウマ2,449頭、その他イヌ13匹、リス9匹、未確認動物種19匹、39州およびニューヨーク市にて蚊5,633プールにおけるWNV感染が報告されている。
Copyright © 2013 International Medical Information Center. All Rights Reserved.