ホームIMICライブラリMMWR抄訳2003年(Vol.52)西ナイルウイルス活性-アメリカ,2003年9月11・・・
2003/09/19Vol. 52 / No. 37
MMWR52(37) : 889-890
West Nile Virus Activity - United States, September 11-17, 2003
2003年9月17日午前3:00(山岳部夏時間)現在、CDCに報告された西ナイルウイルス(WNV)サーベイランスデータの概要を示す。アメリカでは2003年9月11-17日に28州にてWNV感染例1,214例が報告され、うち26例(アラバマ、コロラド、ルイジアナ、ミネソタ、ニューヨーク、オハイオ、サウスダコタ、テキサス、ワイオミング)が死亡している。同時期、死亡鳥類1,118羽、ウマ355頭、イヌ2匹、リス2匹、未確認動物種5匹、蚊638プールでWNV感染が報告されている。2003年のWNV感染例は計4,137例(コロラド1,542、サウスダコタ580、ネブラスカ543、ワイオミング282、テキサス276、モンタナ154、ノースダコタ126、ニューメキシコ124、ペンシルベニア72、ミネソタ57、ルイジアナ52、ミシシッピ48、アイオワ38、オクラホマ28、カンザス/ニューヨーク各23、フロリダ/オハイオ各22、アラバマ21、メリーランド17、ノースカロライナ14、ジョージア11、ミズーリ10、イリノイ8、テネシー7、インディアナ/ケンタッキー/ウイスコンシン各6、アーカンソー5、ニュージャージー/バージニア各4、アリゾナ/コネチカット/マサチューセッツ/ニューハンプシャー/ロードアイランド/サウスカロライナ各1例)報告されている。人口統計学的データが得られた3,969例(96%)の年齢中央値は47(1ヶ月-99) 歳、男2,081例、女1,888例であり、発症時期は3月28日-9月11日、死亡例は計80例(コロラド27、ネブラスカ10、サウスダコタ/テキサス/ワイオミング各7、ニューメキシコ4、アラバマ/ニューヨーク各3、アイオワ/ミネソタ/オハイオ各2、ジョージア/カンザス/ルイジアナ/ミシシッピ/ミズーリ/モンタナ各1)であった。また、推定WNV血症献血ドナーは267例報告され(ネブラスカ116、サウスダコタ56、テキサス20、ワイオミング20、オクラホマ11、コロラド10、ニューメキシコ9、モンタナ5、ジョージア4、アイオワ/ミネソタ/ミシシッピ各3、ニュージャージー2、フロリダ1、イリノイ1、ルイジアナ1、ミシガン1、テネシー1)、うち34例にWN熱、1例に脳症、1例に髄膜脳炎を認めた。さらに42州およびニューヨーク市で死亡鳥類7,263羽、34州でウマ1,912頭、その他イヌ12匹、リス5匹と未確認動物種17匹、36州およびニューヨーク市にて蚊4,412プールにおけるWNV感染が報告されている。
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