ホームIMICライブラリMMWR抄訳2003年(Vol.52)西ナイルウイルスに関する知識、姿勢、行動-コネチカ・・・
2003/09/19Vol. 52 / No. 37
MMWR52(37) : 886-888
Knowledge, Attitudes, and Behaviors About West Nile Virus - Connecticut, 2002
1999年に西ナイルウイルス(WNV)がアメリカで初めて確認されて以来、その分布は急速に拡大し、罹患率、死亡率ともに増加している。2002年8-11月、コネチカット州においてWNVに関する意識調査が実施された。WNVのハイリスク症例や地元での感染状況に関する知識や予防策について質問したところ、1,791名[回答率61%、年齢18-97歳(50-65歳:21%、65歳以上:20%)、女52%、白人82%]から回答が得られた。その結果、1,617名(96%)は高齢者が、1,249名(63%)は乳児がWNVによる重篤な疾患に罹患しやすいと考えており、906名(56%)がWNV感染を懸念していた(“非常に”10%、”ある程度”46%)。自己予防手段として、60%が時々または常に蚊がいる場所を避けており、39%が戸外での活動を避けていると回答した。また、51%が長袖/長ズボンを着用、57%が皮膚や衣類に防蚊剤を使用していた。全体では77%が時々または常に最低1つの自己予防手段を講じており、予防手段を全く講じていないと回答した人は15%であった。65歳以上の高齢者で危険性を認識している291名では、61%が常に最低1つ、68%が時々または常に最低2つの自己予防手段を行っており、全く行っていないと回答した人は17%であった。虫除け剤の使用は50歳未満、非常にまたはある程度感染を懸念している人、夕方30分以上戸外に出る人で多かった。また、常に最低1つの自己予防手段を講じている割合は、女性、65歳以上、低所得者($25,000-$75,000)、非常にまたはある程度懸念している人で高く、男性および感染を懸念していない人では自己予防手段を講じていない割合が高かった。
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