2003年7月、野外コンサートに参加した若年成人にA型肝炎が発生し、9月2日現在、国内9州(アリゾナ、カリフォルニア、コロラド、インディアナ、ミシガン、ニューヨーク、オレゴン、テネシー、ウイスコンシン)から25例[平均23歳、男14女11]の発症が報告されている。コンサートは数ヶ月間にわたり、ファンはキャンプをしながら各地で行われるコンサートに参加し、参加者は1,200-82,000名に及んだ。キャンプ場の衛生状態は悪く、無許可の行商人により食物が販売されていた。また潜伏期間中のA型肝炎患者と密接な接触があった参加者も数名おり、人と人との接触が感染拡大の大きな要因である可能性が高かった。A型肝炎の潜伏期間は15-50日間と長く、9月から始まる秋のツアーで再び発生する可能性が考えられている。