ホームIMICライブラリMMWR抄訳2003年(Vol.52)西ナイルウイルス活性-アメリカ,2003年8月14・・・
2003/08/22Vol. 52 / No. 33
MMWR52(33) : 796-796
West Nile Virus Activity - United States, August 14-20, 2003
2003年8月20日午前3:00(山岳部夏時間)現在、CDCに報告された西ナイルウイルス(WNV)サーベイランスデータの概要を示す。アメリカでは2003年8月14-20日に21州(アラバマ、コロラド、ジョージア、アイオワ、カンサス、ルイジアナ、メリーランド、マサチューセッツ、ミネソタ、ネブラスカ、ニュージャージー、ニューメキシコ、ノースカロライナ、オハイオ、オクラホマ、ペンシルベニア、サウスダコタ、テネシー、テキサス、バージニア、ワイオミング)でWNV感染例322例が報告され、うち5例(コロラド、ネブラスカ、オハイオ)が死亡した。同時期、死亡鳥類1,143羽、ウマ291頭、イヌ1匹、蚊491プールでWNV感染が報告されている。2003年のWNV感染例は計715例(コロラド263、サウスダコタ117、ネブラスカ99、テキサス70、ルイジアナ30、ワイオミング21、ペンシルベニア17、ミシシッピ14、ミネソタ12、アラバマ11、アイオワ/オハイオ各9、ニューメキシコ8、ノースダコタ6、カンザス/フロリダ各4、ケンタッキー/オクラホマ各3、ジョージア/ノースカロライナ/テネシー/バージニア各2、アーカンソー/メリーランド/マサチューセッツ/ミズーリ/ニュージャージー/サウスカロライナ/ウイスコンシン各1)報告されている。人口統計学的データが得られた692例の年齢中央値は46歳(17ヶ月-97歳)、男394例女298例であり、発症時期は5月29日-8月11日、死亡例は計14例(コロラド6、ネブラスカ3、アラバマ/テキサス各2、オハイオ1)であった。さらに38州およびニューヨークで死亡鳥類3,405羽、31州でウマ703頭、その他イヌ4匹、リス1匹と未確認動物種5匹、蚊1,959プールのWNV感染が報告されている。
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