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MMWR抄訳

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2003/06/27Vol. 52 / No. 25

MMWR52(25) : 589-590
Update: Multistate Outbreak of Monkeypox - Illinois, Indiana, Kansas, Missouri, Ohio, and Wisconsin, 2003

最新情報:多州にわたるサル痘の大発生-イリノイ,インディアナ,カンザス,ミズーリ,オハイオ,ウィスコンシン州,2003年

6月25日現在、CDCには79例のサル痘症例が報告されている[男37女42、年齢中央値28(1-51)歳、ウィスコンシン39、インディアナ20、イリノイ16、ミズーリ2、カンザス1、オハイオ1]。前回報告された症例のうち19例は最新患者定義の除外基準に合致したため除外され、11例が新たに加わった。詳細データが得られた75例中19例(25%)が入院した。重症小児2例のうち、以前報告されたサル痘関連脳炎症例(検査確認例)はその後症状が改善し、14日間入院後退院した。残る1例は3匹の有病プレーリードッグへの曝露歴があり、頚部および扁桃における有痛性のアデノパシーと口腔咽頭部におけるび漫性の痘疹病変がみられ入院した。アデノパシーは皮疹発現から5日後、全身倦怠感、筋肉痛、発熱といった前駆症状発現から7日後にピークとなった。皮疹病変部位の予備試験でオルトポックスウイルスは陽性であり、現在CDCでサル痘ウイルスについて検査中である。CDCにおいて培養、PCR、免疫組織化学的検査および/または電子顕微鏡観察により皮疹病変中にサル痘ウイルスが検出された確定診断例は79例中29例であった。これら症例における感染源曝露から発症までの期間中央値は12日間(2-26日間)であり、大部分が野生または輸入されたプレーリードッグなどの哺乳類への曝露歴があった。6月13日以降、5州の住民26例がサル痘伝播防止のため天然痘ワクチンの接種を受けた(曝露前接種2例、曝露後接種24例)。CDCはサル痘予防および処置のための天然痘ワクチン、cidofovir、ワクシニア免疫グロブリンの使用に関する最新ガイダンスを発表した。最新ガイダンスには、有病動物との接触の定義の改訂、有病動物やサル痘ウイルス感染者由来検体を扱う臨床検査技師へのワクチン接種の勧告、Vaccine Adverse Event Reporting Systemへの天然痘ワクチンによる重度の副作用の報告命令が盛り込まれた。

References

  • CDC. Multistate outbreak of monkeypox-Illinois, Indiana, and Wisconsin, 2003. MMWR 2003;52:537-40.
  • CDC. Update: multistate outbreak of monkeypox-Illinois, Indiana, Kansas, Missouri, Ohio, and Wisconsin, 2003. MMWR 2003;52:561-4.
  • CDC. Interim guidance for use of smallpox vaccine, cidofovir, and VIG for prevention and treatment in the setting of an outbreak of monkeypox infections. Available at <http://www.cdc.gov/ncidod/monkeypox/clinicians.htm>.

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