ホームIMICライブラリMMWR抄訳2003年(Vol.52)最新情報:一般市民における天然痘ワクチン接種による・・・
2003/05/16Vol. 52 / No. 19
MMWR52(19) : 444-446
Update: Adverse Events Following Civilian Smallpox Vaccination - United States, 2003
Vaccine Adverse Event Reporting System(VAERS)からCDCに報告された民間の医療従事者と保健所職員に対する天然痘ワクチン接種による副作用の最新情報。2003年1月24日-5月2日、天然痘ワクチンは国内55管轄地域内にて35,903名に接種された。5月2日現在、15例に心筋心膜炎が発現しているが4月26日-5月2日に報告された新規症例はなかった。この期間中、重度の副作用として心電図変化を伴う胸部圧迫感1例、多発性神経障害1例、非定型胸痛3例が報告された。また軽度の副作用はこの期間に42例報告され、1月24日-5月2日における合計は455例となった。主な症状は発熱(n=88)、発疹(n=85)、頭痛(n=76)、疼痛(n=75)、疲労感(n=69)であった。また、この期間中のワクチン接種者からの伝播は報告されなかった。
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