ホームIMICライブラリMMWR抄訳2003年(Vol.52)最新情報:一般市民における天然痘ワクチン接種による・・・
2003/05/09Vol. 52 / No. 18
MMWR52(18) : 419- 420
Update: Adverse Events Following Civilian Smallpox Vaccination - United States, 2003
4月25日現在、Vaccine Adverse Event Reporting System(VAERS)からCDCに報告された民間の医療従事者と保健所職員に対する天然痘ワクチン接種による副作用の最新情報。2003年1月24日-4月25日、天然痘ワクチンは国内54管轄地域内で34,541名に接種された。15例に心筋心膜炎が発現し、うち4月19-25日に報告された新規症例は4例であった。急性心筋梗塞は1例、不慮の接触による曝露は1例報告され、この他に重篤な副作用として呼吸困難、冠動脈疾患、狭心症、持続性疲労、心室性期外収縮(各1例)、頭痛(4例)が報告された。軽度の副作用はこの期間に44例報告され、1月24日-4月25日の合計は413例となった。軽度の副作用の主な症状は発熱(n=84)、発疹(n=75)、頭痛(n=67)、疼痛(n=66)、疲労感(n=62)であった。また、この期間中のワクチン接種者からの伝播は報告されなかった。
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