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MMWR抄訳

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2002/10/18Vol. 51 / No. 41

MMWR51(41) : 929- 931,2002
West Nile Virus Activity - United States, October 10-16, 2002, and Update on West Nile Virus Infections in Recipients of Blood Transfusions

西ナイルウイルス活性-アメリカ,2002年10月10日-16日および輸血レシピエントにおける西ナイルウイルス感染症の最新情報

2002年10月16日午前8時現在(山岳部夏時間)のWNV調査報告。WNV調査 : 10月10-16日におけるWNVヒト感染例は256例であり(インディアナ州47、ネブラスカ州34、ミシガン州32、オハイオ州28、イリノイ州21、ミズーリ州11、ペンシルバニア州10、ワシントンDC 7、アイオワ/カンザス/ケンタッキー/ルイジアナ/テキサス州各6、メリーランド州5、ジョージア/サウスダコタ/テネシー州各4、ミシシッピー/ニューヨーク/バージニア州各3、フロリダ/マサチューセッツ/ミネソタ州各2、コネチカット/ニュージャージー/バーモント/ワイオミング州各1)、カンザス、バーモントおよびワイオミング州でのヒト感染例は初めてである。期間中、死亡カラス218羽、他の死亡鳥類97羽、動物では1,135頭(うちウマ1,026頭)および蚊プール424でのWNV感染が報告されている。2002年のヒト感染例は合計3,052例[分析可能な2,661例の年齢中央値56(1ヶ月-99)歳、男性1,416(54%)、発症時期6月10日-10月6日]、死亡例は153例[年齢中央値79(27-99)歳、男性93(61%)]となった。さらにカラス6,289羽、他の鳥類4,611羽のWNV感染による死亡が42州およびDCから報告され、感染哺乳類は35州から6,427匹報告されている。WNV抗体陽転はフロリダ、アイオワ、ネブラスカ、ペンシルバニア、NYCの歩哨鶏342群にて確認され、WNV陽性の蚊4,434プールが26州、NYCおよびDCで報告されている。輸血レシピエントにおけるWNV感染症 : 8月28日-10月16日、輸血後1ヶ月以内に発症した西ナイル髄膜脳炎(WNME)29症例が国内14州から報告されている。29例のうち14例(48%)は10月1日以降に報告され、発症時期が明らかな24例の発症時期は7月2例、8月8例、9月13例、10月1例であった。入院理由は外科手術または出産8例、臓器移植4例、血液疾患11例、その他6例であった。これら29例は中央値17(2-185)ドナーからの血液成分輸血を受け、死亡例9例の死因はWNMEと考えられている。WNVは輸血により感染しうることが示唆され、CDCは輸血や臓器移植後4週以内の発症例の報告を義務付け、調査を進めている。

References

  • CDC. Update: investigations of West Nile virus infections in recipients of organ transplantation and blood transfusion. MMWR 2002;51:833-6.
  • CDC. Update: investigation of West Nile virus infections in recipients of organ transplantation and blood transfusion-Michigan, 2002. MMWR 2002;51:879.

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