ホームIMICライブラリMMWR抄訳2002年(Vol.51)最新情報 : インフルエンザ活性-アメリカおよび世・・・
2002/10/04Vol. 51 / No. 39
MMWR51(39) : 880- 882,2002
Update : Influenza Activity - United States and Worldwide, June-September, 2002
アメリカ : 2002年5月19日-9月21日、インフルエンザ様疾患による受診率は1.0%(5月中旬)-0.5%(9月中旬)であり、この間WHOまたはNREVSS(National Respiratory and Enteric VirUs SUrveillance System)が回収した10,370検体中145検体(1.4%)がインフルエンザウイルス陽性であった[インフルエンザB : 138検体(95.2%)、インフルエンザA : 7検体(4.8%)]。世界的状況 : 6-9月、インフルエンザA(H3N2)およびBウイルスがアジア、オセアニアで蔓延し、インフルエンザA(H1)ウイルスは台湾を除き検出されていない。アフリカではインフルエンザBが優勢、ラテンアメリカではインフルエンザA(H3N2)およびBウイルスが広く流行し、カナダではインフルエンザA(H3N2)、A(H1)およびBウイルスが夏の間散発的に検出されている。インフルエンザウイルス分離菌の性質決定 : 6-9月にCDCが回収したインフルエンザA(H1)ウイルス23検体はA/New Caledonia/20/99に類似し(ラテンアメリカ21、アジア1、オセアニア1)、インフルエンザA(H3N2)ウイルス42検体はA/Panama/2007/99に類似していた(ラテンアメリカ21、オセアニア13、アジア7、アメリカ1)。インフルエンザBは、B/Yamagata/16/88が1990年以降世界的に蔓延し、B/Victoria系は1991年後半-2001年始め、アジア以外では検出されていなかったが、2001年3月以降アメリカを含む多くの国で検出され、CDCが回収した96検体ではB/Victoria系93、B/Yamagata系3であった。B/Victoria系は全てB/Hong Kon/330/01に類似(ラテンアメリカ65、アジア13、アメリカ8、オセアニア7)、B/Yamagata系はラテンアメリカ2、アジア1であった。
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