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MMWR抄訳

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2002/08/30Vol. 51 / No. 34

MMWR51(34) : 764-766,2002
West Nile Virus Activity - United States, August 21-28, 2002, and Illinois, January 1- August 27, 2002

西ナイルウイルス活性-米国,2002年8月21日~28日,イリノイ,2002年1月1日~8月27日

2002年8月28日午前7 : 30(Mountain Daylight Time)現在、CDCに報告された西ナイルウイルス(WNV)サーベイランスデータをまとめて示す。米国では、2002年8月21日-28日に検査陽性のWNV関連疾患210例(イリノイ州 : 55、ミシシッピー州 : 36、ルイジアナ州 : 24、オハイオ州 : 22、ミズーリ州 : 16、ミシガン州 : 15、テキサス州 : 13、ジョージア州 : 6、ニューヨーク州 : 4、アラバマ州 : 3、サウスダコタ州 : 3、インディアナ州 : 2、ケンタッキー州 : 2、オクラホマ州 : 2、テネシー州 : 2、ウイスコンシン州 : 2、メリーランド州 : 1、ネブラスカ州 : 1、バージニア州 : 1)が報告された。この期間中、ジョージア、メリーランド、ミシガン、ネブラスカ、オクラホマ、サウスダコタ、バージニア、ウイスコンシンの各州において2002年初の患者が報告された。同時期、死亡カラス674羽、その他の死亡鳥類305羽、ウマ581頭、蚊386プールでWNV感染が報告された。2002年に検査で最近のWNV感染エビデンスが確認された患者は、全体で480例となった。イリノイ州では、2002年8月27日現在で、検査によりWNV感染エビデンス71例が確認された。このうち死亡した4例(67-92歳)全てが脳炎を有していた。患者の年齢は2-92(中央値49)歳、47%が男性で、発症期間は7月14日-8月20日であった。初診時には20例が無菌性髄膜炎、17例が脳炎、9例がWNV関連発熱を呈していた。Illinois Department of Public Health(IDPH)はWebサイト上にWNVについての最新情報を提供するとともに、媒介動物コントロールについての相談や幼虫僕滅トレーニングなどを実施している。

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