ライム病－米国，2000年

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ホーム IMICライブラリ MMWR抄訳 2002年（Vol.51)ライム病－米国，2000年

MMWR抄訳

2002/01/18Vol. 51 / No. 02

MMWR51(2) : 29-31,2002
Lyme Disease - United States, 2000

2000年、米国44州およびワシントンDCよりライム病(LD)患者17,730例がCDCに報告された。この患者数は1999年(16,273例)に比べ8%、1998年(16,801例)に比べ5%増加しており、LDサーベイランスを開始した1982年以降のどの年の報告数よりも多かった。LD発生数は、例年通り北東部、大西洋中部、北部中央部において最大であり、コネチカット、ロードアイランド、ニュージャージー、ニューヨーク、デラウェア、ペンシルベニア、マサチューセッツ、メリーランド、ウイスコンシン、ミネソタ、ニューハンプシャー、バーモントの12州で全国で報告された患者数の95%(16,877例)を占めた。1999年から2000年にかけて24州とワシントンDCでは患者数が増加したが、19州は減少し、7州は変化がみられなかった。17,570例(99%)のデータに基づくと、米国3,143郡のうち723郡(23%)で最低1例のLD患者が報告されていた。年齢中央値は39歳(範囲 : ＜1－98歳)であり、5歳から9歳と50歳から59歳の発生数が最大であった。性別が判明した17,663例中9,472例(53.6%)が男性であり、全ての年齢群で男性の発生数が女性よりも多かった。月別発生数は6月と7月に多く、1月、2月、12月は少なかった。LDはマダニ総数の減少、マダニの生息地の回避、忌避薬の使用、付着したマダニのすばやい除去、ワクチン接種により予防できる。コネチカット、マサチューセッツ、ニュージャージー、ニューヨークでは2001年にコミュニティーベースのLD予防プロジェクトが開始されている。

References

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