一般財団法人 国際医学情報センター 信頼できる医学・薬学・医療情報を適切に提供することによって健康社会に貢献します。

一般財団法人 国際医学情報センター

賛助会員様向けコンテンツ

ホーム賛助会員様向けコンテンツセミナー・出展学会

セミナー・出展学会

セミナーレポート 2014

平成26年度 IMICセミナー第3回

2014/10/29

平成26年度 第3回IMICセミナー

「PubMedハイレベル講座」

本年度第3回のIMICセミナーは、毎年恒例の「PubMed実践セミナー」を講師に東京慈恵会医科大学 学術情報センターの阿部信一先生を迎えて開催いたしました。今年は、日常業務でPubMedをよくご利用されている方を対象とした非常にハイレベルな内容となりました。
当日は学術、開発関連の方が多く参加されていらっしゃいました。 講演は序論としてPubMedの基礎の解説から始まりましたが、この時点で昨年までと比較して難易度が高いと感じる内容でした。ご参加された方の中にも驚かれている方もいらっしゃったようです。前年同様ですが1人1台のパソコンを用意し、講演中は実際にPubMedにアクセスしての演習形式にて進められました。

昨年度に引き続き阿部信一先生にご講演いただきました

■ MeSH用語やサブヘディングを使った検索

MeSHのカテゴリーや階層構造、サブヘディングを簡単に説明後、まず実際にMeSHでの検索を行い、MeSH Browserにて用語の遍歴を確認することから始まりました。いつから現在の索引になったのか、現在の索引になる前はどのように索引されていたのかなど、詳細に用語の確認を行いました。過去の用語を知ることにより、現在のMeSHタームだけでは漏れてしまうような文献の検索において、有効な手段を学べる良い機会になりました。そしてMeSHにサブヘディングを加えて検索、さらには検索履歴を掛け合わせて検索と、より実践的な検索方法を解説いただきました。その検索を反復演習することにより、知識を定着できたのではないかと思います。

パソコンを使ってのPubMed演習風景

■ EBMの流れの中の文献検索

Coffee Breakの後は、前半の検索手法を踏まえて、さらに応用としてEBMの情報収集おける文献検索を行いました。ここではPECO(PICO)を使い疑問を定式化して検索を行い、RCT等の有効なArticle typeでの絞り込みやMeSHとの掛け合わせを習いました。「治療」と「診断」のそれぞれのパターンでどのように定式化し、どのように絞り込むかを複数の演習をこなすことにより理解を深めていきました。「治療」においては「StageⅠ-Ⅱ乳癌に対する乳房温存手術後の放射線療法は勧められるか」、「診断」においては「50歳以上の女性に対してマンモグラフィ検診は勧められるか」等を例題として演習しました。MeSH、Article type、Ages、そして検索履歴の掛け合わせと複合的にPubMedの機能を活用して複雑な検索を学びました。

 

その名の通りハイレベルな内容でした

■ PubMed Clinical Queries

最後の項目はPubMed Clinical Queriesでした。主に臨床医学領域の文献情報検索における利用を想定した検索機能で、研究デザインに着目したキーワードのまとまりを自動的に付与して検索してくれる機能ですが、この機能も昨年度までの講演では紹介されていなかった上級者向けの機能です。このような様々な機能が学べるのもPubMed実践セミナーが好評の所以ではないでしょうか。

■ まとめ

いつもより1時間長い4時間のセミナーにもかかわらず、充実した内容で時間が過ぎるのが早く感じました。質疑応答の時間もとっていましたが、やはり個別に質問に行かれる方が多く、セミナー終了後も先生待ちの列ができていました。ご参加いただいた皆様のセミナーについてのご評価も非常に高く、IMICセミナーにおいてPubMed実践セミナーが求められているとあらためて感じました。

 

個別質問に応える阿部信一先生

次回の第4回 IMICセミナーでは本年度第1回のセミナーにてご講演いただいた名郷直樹先生のEBM講座の続編を企画しております。賛助会員の皆様はぜひ振るってご参加ください。

2014年10月吉日

このコンテンツに「いいね」する

ページトップへ

一般財団法人 国際医学情報センター

〒160-0016 
東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館
TEL:03-5361-7080 (総務課)

WEBからのお問い合わせ

財団や各種サービスについてのお問い合わせ、お見積もりのご依頼、
サービスへのお申し込みはこちらをご覧ください。

お問い合わせ