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MMWR抄訳

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2017/10/27Vol. 66 / No. 42

MMWR66(42):1125-1129
Timeliness of Receipt of Early Childhood Vaccinations Among Children of Immigrants — Minnesota, 2016

移民の小児における小児期早期ワクチン接種の適期 ― ミネソタ州、2016年

ワクチンで予防可能な疾病の発生と伝播の防止には、小児期のワクチンを推奨されたスケジュールで接種することが最善である。ミネソタ州保健省は、2011~2012年に州内で出生した36カ月以上の小児について予防接種記録および出生届データを照合し、2、6、18、36カ月時における推奨ワクチンの接種率を両親の出生国に基づき比較した。最終的に、小児9万5,389名の予防接種記録および両親の情報が得られた。小児の22%は両親のうち少なくとも1人が外国生まれであった。両親または片方の親が外国生まれの子は、両親が共にアメリカ生まれの子と比較し、2、6、18カ月時の適期接種率および36カ月時のキャッチアップ接種率が有意に低かった。適期接種率は母親の出生地によって異なり、中央、南アメリカおよびカリブ海諸国、メキシコ、ソマリアを除くアフリカで生まれた母親の子は、アメリカ生まれの母親の子よりも全年齢で適期接種率が高く、36カ月時のキャッチアップ接種率は77.5%であった。西ヨーロッパおよびカナダ、東ヨーロッパ、アジア、ソマリア生まれの母親の子は、アメリカ生まれの母親の子よりも全年齢で適期接種率が低かった。東ヨーロッパ生まれの母親の子は2、6、18カ月時の適期接種率が最も低く、36カ月時のキャッチアップ接種率も50%をわずかに超えたのみであった。ソマリア生まれの母親の子の18カ月時の適時接種率は10%未満であり、36カ月時のキャッチアップ接種率は44.2%と最も低かった。母親の30%は妊娠中に母子栄養補助(WIC)プログラムを受けており、その受給は2、6、36カ月時の適期接種率と有意に関連があった。以上より、特定の国からの難民や移民は、子供に適期にワクチン接種を受けさせることが難しく、コミュニティにおける適切な支援が必要と考えられた。

References

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