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MMWR抄訳

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2017/04/21Vol. 66 / No. 15

MMWR66(15):404-407
Restaurant Food Allergy Practices — Six Selected Sites, United States, 2014

レストランにおける食物アレルギー対応 ― 特定の6州、アメリカ、2014年

アメリカでは毎年約1,500万人が食物アレルギーを発症し、約30,000人が救急外来を受診、150~200人が死亡している。13歳以上における致死的な食物アレルギーの半数近くが、レストランや他の飲食施設の食品によるものであるため、CDCは2014年1月~2015年2月にEnvironmental Health Specialists Networkにて国内6州(カリフォルニア州、ミネソタ州、ニューヨーク州、ニューヨーク市、ロードアイランド州、テネシー州)278の飲食店を対象に食物アレルギー対応に関する調査を行った。その結果、レストランの支配人277名、店員211名、給仕人156名から回答を得た。働いているレストランで食物アレルギーに関する研修を受けたと回答したのは支配人が44.4%(123名)、店員が40.8%(86名)、給仕人が33.3%(52名)であり、その内容は、アレルゲンを含む食品や調理用具、調理台表面などからアレルゲンを含まない食品への交差汚染の予防について(支配人:96.7%、店員:98.8%、給仕人:84.6%)、主なアレルゲン(牛乳、卵、魚、貝類、木の実、ピーナツ、小麦、大豆など)について(同:92.7%、86.0%、86.5%)、客にアレルギーがある場合の対処法について(同:80.5%、90.7%、94.2%)であった。また、アレルゲンを含むメニュー(同:69.1%、76.7%、78.8%)、アレルギー反応の症状(同:67.5%、62.8%、61.5%)、アレルギー反応を起こした場合の対処法(同:64.2%、69.8%、73.1%)に関する研修を受けたとの回答は少なかった。支配人の55.2%はすべてまたはほとんどのメニューについて成分リストがあると回答し(いくつかのメニューに関してリストがある:18.4%、まったくない:25.3%)、19.1%はアレルゲンフリーの食事を作るための器具や道具があると回答し、7.6%はキッチンにアレルゲンフリーの食事を調理する特別なエリアがあると回答していた。レストランは食物アレルギーに関する研修や成分リストの表示、アレルゲンフリーの食事を調理する用具や場所を分けて設けることで、アレルギー反応を抑止することが重要である。

References

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