一般財団法人 国際医学情報センター 信頼できる医学・薬学・医療情報を適切に提供することによって健康社会に貢献します。

一般財団法人 国際医学情報センター

IMICライブラリ IMIC Library

ホームIMICライブラリMMWR抄訳2016年(Vol.65)根絶目標のための世界的な麻疹および風疹の検査室ネッ・・・

MMWR抄訳

rss

2016/05/06Vol. 65 / No. 17

MMWR65(17):438-442
Global Measles and Rubella Laboratory Network Support for Elimination Goals, 2010–2015

根絶目標のための世界的な麻疹および風疹の検査室ネットワーク支援、2010~2015年

2012年に、世界保健総会は2020年までにWHOの5つの地域において麻疹および風疹の根絶を目標とするGlobal Vaccine Action Planを承認した。2013年9月に、WHOの6つのすべての地域において麻疹根絶目標が確立され、3つの地域において風疹および先天性風疹症候群の根絶のための追加目標が確立された。根絶のモニタリングおよび検証のために、研究室による確認を含む監視のための能力は重要である。麻疹および風疹イニシアチブの2012–2020 Global Measles and Rubella Strategic Planでは、症例確認のための臨床検査による効果的な症例ベースの監視を提唱している。2000年には、監視のための高品質な検査室支援を提供するために、世界的規模の組織的な検査室ネットワークのWHO Global Measles and Rubella Laboratory Network (GMRLN)が設立されており、191カ国において703研究室が監視を支援している。毎月の報告された症例ベースの監視データから、2010~2015年の麻疹IgMを検査した血清検体は64,864件から146,925件に増加し、127%増加した。また、2010~2015年では、27,023件の麻疹ウイルスシーケンスおよび809件の風疹ウイルスシーケンスが、それぞれWHO Measles Nucleotide Surveillanceおよび Rubella Nucleotide Surveillance データベースに提出された。ネットワーク検査室の高品質の臨床検査を確保し、血清学的検査の性能を監視するために、認定および熟達度試験プログラムが開発されており、毎年、約95%の検査室が合格している。さらに、2014年から2015年では分子的な熟達度試験プログラムに参加した検査室数は22から90へ増加し、2015年では1つの検査室を除きすべての検査室が合格した。症例確認のための検体の採集および検査結果報告のタイムラインに対するパファーマンスの指標は、大半の研究室で目標を達成している。GMRLNの能力の拡大は、麻疹および風疹根絶の努力を後押しするともに、他のワクチン予防が可能な疾患および公衆衛生上の問題となる新興病原体の監視に役立つと考えられる。

References

  • Perry RT, Murray JS, Gacic-Dobo M, et al. Progress toward regional measles elimination—worldwide, 2000–2014. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2015;64:1246–51.
  • World Health Organization. Global measles and rubella strategic plan, 2012–2020. Geneva, Switzerland: World Health Organization; 2012. <http://www.who.int/immunization/documents/control/ISBN_978_92_4_150339_6/en/>
  • Featherstone D, Brown D, Sanders R. Development of the Global Measles Laboratory Network. J Infect Dis 2003;187(Suppl 1):S264–9. <http://dx.doi.org/10.1086/368054>
  • World Health Organization. Framework for verifying elimination of measles and rubella. Wkly Epidemiol Rec 2013;88:89–99.
  • Rota PA, Brown K, Mankertz A, et al. Global distribution of measles genotypes and measles molecular epidemiology. J Infect Dis 2011;204(Suppl 1):S514–23. <http://dx.doi.org/10.1093/infdis/jir118>
  • World Health Organization. Genetic diversity of wild-type measles viruses and the global measles nucleotide surveillance database (MeaNS). Wkly Epidemiol Rec 2015;90:373–80.
  • World Health Organization. Meeting of the International Task Force for Disease Eradication, November 2015. Wkly Epidemiol Rec 2016;91:61–71.
  • Cochi SL, Freeman A, Guirguis S, Jafari H, Aylward B. Global polio eradication initiative: lessons learned and legacy. J Infect Dis 2014;210(Suppl 1):S540–6. <http://dx.doi.org/10.1093/infdis/jiu345>

このコンテンツに「いいね」する

ページトップへ

一般財団法人 国際医学情報センター

〒160-0016 
東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館
TEL:03-5361-7080 (総務課)

WEBからのお問い合わせ

財団や各種サービスについてのお問い合わせ、お見積もりのご依頼、
サービスへのお申し込みはこちらをご覧ください。

お問い合わせ