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MMWR抄訳

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2015/12/11Vol. 64 / No. 48

MMWR64(48):1325-1329
Driving Under the Influence of Alcohol, Marijuana, and Alcohol and Marijuana Combined Among Persons Aged 16–25 Years — United States, 2002–2014

16~25歳の若者におけるアルコール、マリファナおよび双方の影響下での運転 ― アメリカ、2002~2014年

アメリカでは、自動車事故は16~25歳の若者および若年成人における死因の第1位である。1991~2011年に16~19歳のハイスクール生徒における飲酒運転は22.3%から10.3%に54%低下したが、16歳以上の運転者のマリファナの影響下での週末夜間の運転率は2007年の8.6%から2013~2014年の12.6%に48%上昇した。本報告は、アルコールまたはマリファナおよび双方の影響下での運転について、薬物乱用・精神衛生サービス局によるNational Survey on Drug Use and Health (NSDUH)のデータに基づく最新の全国推計である。NSDUHは12歳以上を対象とした過去12カ月間の違法薬物、アルコールおよびタバコ使用に関する自己申告による対面調査であり、2002~2014年、16~25歳の回答者は383,700名であった。回答は、運転可能年齢(16~20歳)および法定飲酒可能年齢(21~25歳)で区分し解析した。2014年、性、年齢、人種/民族いずれの階層においてもアルコール単独の影響下での運転率は、マリファナ単独またはアルコールおよびマリファナ双方の影響下での運転率を上回った。2002~2014年にアルコール単独の影響下での運転率は、16~20歳で16.2%から6.6%に59%低下、21~25歳で29.1%から18.1%に38%低下した。また、アルコールおよびマリファナ双方の影響下での運転率は16~20歳で2.3%から1.4%へ、21~25歳で3.1%から1.9%へそれぞれ低下した。マリファナ単独の影響下での運転率は両年齢群ともに有意な変化は認められなかった。アルコール単独の影響下での運転率は、16歳の1.5%から21歳の18.1%へ年齢に従い上昇した。アルコールや薬物影響下での運転率の低下傾向を維持し、公道の安全性を確保するためには、今後も21歳未満の運転者の飲酒を禁ずる最低飲酒可能年齢法や、沿道における飲酒検査といった公衆衛生上の介入が必要であり、さらにマリファナに関しても検出法の改善や運転に対する基準の策定が必要と考えられた。

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