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MMWR抄訳

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2015/06/26Vol. 64 / No. 24

MMWR64(24):673-678
State Tobacco Control Program Spending — United States, 2011

州のタバコ規制プログラムの支出 ― アメリカ、2011年

エビデンスに基づいた州全体のタバコ規制プログラムは、喫煙率およびタバコに関連した疾患および死亡を減少させている。喫煙予防および規制に多額の資金を投資している州では、アメリカ全体よりもタバコの売り上げが減少し、喫煙率がタバコ規制プログラムの費用が増加するとともに減少している。CDCはBest Practices for Comprehensive Tobacco Control Programsにおいて、プログラム構成要素に関連する州の支出を分析するために会計年度2011年の州のタバコ規制プログラムへの支出を調査した。喫煙予防およびタバコ規制活動のための50州とワシントンDCの支出の総計は6億5815万ドルで、州ごとでは、168万ドル(ニューハンプシャー州)~9,466万ドル(カリフォルニア州)であった。一人あたりの支出は、2.11ドルで、範囲は0.33ドル(テネシー州)~14.74ドル(アラスカ州)であった。プログラムの構成要素ごとによる全体の支出では、州およびコミュニティーへの介入:2億7,238ドル、健康コミュニケーション介入:1億2,353万ドル、禁煙介入:1億3,409万ドル、調査および評価:6,135万ドル、管理および運営:6,679万ドルであった。喫煙予防およびタバコ規制活動の全体の支出はCDC推奨レベルの17.8%で、8州(アラスカ州、コロラド州、デラウェア州、ハワイ州、モンタナ州、ノースダコタ州、オクラホマ州、ワイオミング州)では推奨レベルの50%以上を支出しているのに対し、13州(コネチカット州、ジョージア州、カンザス州、ケンタッキー州、メリーランド州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ニューハンプシャー州、ニュージャージー州、オハイオ州、サウスカロライナ州、テネシー州、テキサス州)では推奨レベルの10%未満の支出であった。プログラム構成要素ごとの支出は、全体で推奨レベルの12.8%(禁煙介入)~41.5%(管理および運営)であった。今回の分析から、会計年度2011年の喫煙予防およびタバコ規制プログラムにおける州の支出は、CDCのBest Practicesで推奨されているレベルよりもかなり低いことが示された。総合的なタバコ規制政策の実施およびCDCが推奨する財源レベルでのエビデンスに基づいた介入は、アメリカのタバコ関連の疾患および死亡の実質的な減少、医療費の抑制、生産性の喪失の回避をもたらすと考えられる。

References

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