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MMWR抄訳

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2014/10/03Vol. 63 / No. 39

MMWR63(39):861-864
Update: Influenza Activity — United States and Worldwide, May 18–September 20, 2014

最新情報:インフルエンザ活性-アメリカおよび世界、2014年5月18日~9月20日

2014年5月18日~9月20日におけるインフルエンザ活性に関して報告する。アメリカではこの期間、WHOおよびNational Respiration and Enteric Virus Surveillance Systemにより計66,006の呼吸器検体が検査され、3,209検体(4.9%)がインフルエンザ陽性を示した。血清型はインフルエンザA型:1,728(54%)、B型:1,481(46%)であり、A型のサブタイプ(n=1,114)はpH1N1:45(4%)、A(H3N2):1,067(96%)、H3N2v:2(0.2%)であった。インフルエンザウイルスは保健社会福祉省(HSS)10地域全ての地域において47州、ワシントンDC、グアムおよびプエルトリコより報告された。インフルエンザ様疾患による受診率は0.8~1.4%と全国基準値(2.0%)を下回り、肺炎およびインフルエンザ関連死亡率は5.2~6.0%と流行閾値を下回った。インフルエンザによる小児の死亡は5例(インフルエンザA(H3N2):2例、サブタイプ不明のA型:1例、B型:2例)報告されており、新しいH3N2vウイルス感染例は2例ともオハイオ州から報告された。世界的には南半球において季節的な流行が認められ、オーストラリア、ニュージーランドでは7月下旬からインフルエンザ活性が上昇し、9月中旬まで上昇していた。血清型は主にA型であり、A(H3N2)よりもpH1N1が多く、B型は少なかった。南アフリカでは5月下旬より上昇、8月上旬には低下、A(H3N2)が優勢であり、pH1N1およびB型も報告されている。南アメリカでは6月から上昇、9月に低下に転じ、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイではA(H3N2)が多かった。ヨーロッパおよび北アメリカではインフルエンザ活性は低く、pH1N1、A(H3N2)およびB型のウイルスが認められた。カリブ海諸国および中央アメリカでは7、8月にB型ウイルスが増加、南アジア、東南アジアでは8~9月に活性の低下が認められた。インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染はインドネシアにて2例、エジプトで1例、A(H7N9)ウイルス感染は中国で16例報告された。CDCによる抗原性の分析では、pH1N1ウイルス70検体は全てワクチン成分であるA/California/7/2009と、A(H3N2)ウイルス141検体は、69検体(49%)が2014-15シーズンのワクチン成分A/Texas/50/2012と抗原性が一致し、B型ウイルス180検体は140検体(78%)がB/Yamagata株に属し、抗原性は2014-15シーズンワクチン成分であるB/Massachusetts/2/2012と一致、40検体(22%)はB/Victoria株に属し、抗原性は2014-15ワクチン成分であるB/Brisbane/60/2008と一致していた。また、オセルタミビル、ザナミビル耐性検査を行った325検体[pH1N1:16、A(H3N2):61、B:34]では耐性を示す検体は認めなかった。

References

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