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MMWR抄訳

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2014/04/11Vol. 63 / No. 14

MMWR63(14):305-308
Diagnosis and Screening for Obesity-Related Conditions Among Children and Teens Receiving Medicaid — Maryland, 2005–2010

メディケイド受給小児およびティーンエイジャーにおける肥満関連疾患の診断とスクリーニング ― メリーランド州、2005~2010年

アメリカにおける小児および青少年の肥満は1980~2008年に3倍に増加し、高血圧、高コレステロール血症、2型糖尿病といった慢性疾患罹患率と相関している。2007年、アメリカ小児科学会専門家委員会はBMIが85パーセンタイル以上の小児および青少年の過体重と代謝疾患についてスクリーニングを実施するよう勧告を発出した。2005~2010年の間、メリーランド州のメディケイドまたはMaryland Children’s Health Programに参加した2~19歳の約383,000人/年から約1,600人/年を抽出し、計10,882名についてデータを解析し、過体重および肥満率、過去5年間の肥満関連疾病罹患率およびスクリーニング検査率を調査した。その結果、16.5%が過体重(BMI:85~94パーセンタイル)、21.4%が肥満(BMI:95パーセンタイル以上)であった。肥満率は年齢に従い上昇し、2~5歳:16.3%、6~11歳:23.1%、12~19歳:25.6%であった。性別による有意差はなかった。ヒスパニック系の肥満率(28.1%)は非ヒスパニック系の白人(21.0%)、黒人(20.8%)、アジア人(14.5%)と比較して有意に高かった。2005~2010年の間に過体重および肥満率に有意な変動は認められなかった。専門家委員会は、過体重以上の小児および青年は10歳から脂質異常症のスクリーニング検査を受けるよう勧告しているが、検査率は過体重者の29.9%、肥満者の40.2%に過ぎなかった。同様に、肥満者には10歳から空腹時血糖値の検査を受けるよう勧告しているが、検査率はわずか10.3%であった。過体重および肥満関連疾病として、喘息(33.5%)、うつ病(7.2%)、脂質異常症(7.9%)が多く認められ、罹患率および救急外来はBMI値の上昇とともに有意に上昇した。これらの結果は小児科、公衆衛生、管理医療関係者に報告されたが、今後も肥満関連スクリーニング検査率の向上に向けた努力の継続が必要である。

References

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