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MMWR抄訳

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2014/04/04Vol. 63 / No. 13

MMWR63(13):285-291
Progress Toward Measles Preelimination — African Region, 2011–2012

麻疹根絶へ向けての進歩 ― アフリカ地域、2011~2012年

2008年にWHOのアフリカ地域(AFR)の46の加盟国は、麻疹根絶の前段階の目標として1)2000年と比較して地域の麻疹による推定死亡率を98%超低下、2)国内の年間発症率を100万人あたり5例未満、3)国内の麻疹含有ワクチン(MCV1)の初回接種率を90%超および全地区のMCV1接種率80%超、4)追加予防接種活動(SIA)により全地区のMCV接種率95%超を2012年末までに達成することを採択した。サーベイランス性能の目標は、人口10万人あたりの非麻疹性の発熱性発疹疾患を2例以上、80%以上の地区において血液検体を調査し麻疹疑いを1例以上報告することであった。今回、2011~2012年の麻疹根絶に向けた活動について報告する。WHOおよびUNICEFは、1歳児におけるMCV1接種率を推定するために、Joint Reporting Form(JRF)を使用して加盟国から報告された年間の行政報告および調査からのデータを使用している。AFRにおいて、MCV1接種率の推定値は、2011年では74%、2012年では73%で、MCV1接種率90%以上を達成したのは、2011年および2012年でそれぞれ14カ国(30%)、13カ国(28%)であった。国内および全地区での目標MCV1接種率を達成したのは、報告のあった44の加盟国中で2011年:4カ国(9%)、2012年3カ国(7%)であった。2012年末までに、12カ国(26%)で2回目のMCV投与(MCV2)が定期予防接種に導入された。2011~2012年に35カ国でSIAが実施され、情報が利用可能であった27カ国のうち、4カ国(15%)では、全地区のMCV接種率が>95%であった。また、2012年では、19の加盟国(44%)で、サーベイランス性能の両方の目標を達成し、14カ国(33%)ではどちらか一方の目標のみを達成した。麻疹症例をベースとしたサーベイランスデータでは、確認された麻疹症例は2011年の43,800例から2012年の25,905例へ、100万人あたりの発症は、それぞれ50.4から29.0へ減少した。2012年では、43カ国のうち16カ国で年間発症率の目標を達成した。JRFを使用して報告された麻疹症例は、2011年:194,364例、2012年:106,052例で、人口100万人あたりの発生は、それぞれ223.6、118.8であった。麻疹ウイルスの遺伝子型は20の加盟国から報告され、優勢遺伝子型はB3:全20加盟国、B2:アンゴラ、コンゴ民主共和国、ナミビア、D4:ウガンダで検出された。2020年までにAFRでの麻疹根絶の目標を達成するために、集団免疫のギャップの縮小、定期接種の範囲の拡大と質の向上、質の高いSIAの実施などを強化する努力が求められる。

References

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  • World Health Organization. Measles elimination by 2020—a strategy for the African Region. Geneva, Switzerland: World Health Organization, Regional Office for Africa; 2011. Available at <http://www.afro.who.int/en/downloads/doc_download/7189-afr-rc61-r1-measles-elimination-by-2020-a-strategy-for-the-african-region.html>.
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