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MMWR抄訳

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2013/11/08Vol. 62 / No. 44

MMWR62(44):869-873
Prevalence of Doctor-Diagnosed Arthritis and Arthritis-Attributable Activity Limitation — United States, 2010–2012

医師により診断された関節炎の有病率と関節炎に起因する活動制限 ― アメリカ、2010~2012年

関節炎はアメリカ成人の中で最も一般的な身体障害の原因であり、複数の慢性疾患を有する人が多い。アメリカにおける医師に診断された関節炎の有病率と関節炎に起因する活動制限(AAAL)の推定値を更新するために、CDCはNational Health Interview Surveyの2010~2012年のデータを結合し、年換算の有病率の推定値を、全体および選択された特性(性別、年齢、人種/民族、学歴など)により層別化して算出した。医師に診断された関節炎は、「これまで医師または医療専門家に関節炎、関節リウマチ、通風、ループス、線維筋痛症を指摘されたことがありますか?」の質問に「はい」と答えた場合と定義し、このうち、「関節炎または関節症状が原因で、通常活動に何らかの制限がありますか?」の質問に「はい」と答えた場合をAAALとした。18歳以上の関節炎の有病率は、22.7%(52,500万人、このうち65歳以上49.7%)と推定され、心疾患(49.0%)および糖尿病(47.3%)がある人に多く認められた。年齢による補正後の有病率は、女性、白人および黒人、低学歴、肥満または過体重、推奨身体活動量を満たさないグループで他グループと比較し有意に高くなった。また、失業または障害者(29.0%) [就業者(20.9%)]、自己申告の健康状態が「可」または「不良」の人(40.7%) [健康状態が「優良」または「良好」の人(15.8%)]で高かった。補正前のAAAL有病率は43.2%(22,700万人、全体の9.8%)であった。補正前の関節炎でのAAAL有病率は、自己申告の健康状態が「可」または「不良」の人々(71.8%)、失業または障害者(61.4%)、あまり運動しない(56.5%)、高卒未満の学歴(55.4%)、心疾患あり(54.6%)、糖尿病あり(54.4%)のグループで他グループと比べ高かった。年齢補正後のAAAL有病率はヒスパニック系で白人よりも高かった。未補正の解析では、心臓患(11.5%)、糖尿病(9.0%)、肥満(28.2%)がある成人の関節炎有病率は、それぞれ49.0%、47.3%、31.2%、AAAL有病率は、それぞれ26.8%、25.7%、15.2%であった。慢性疾患の自己管理教育および身体活動の介入は、痛みの減少およびQOLの改善をすることが知られており、このようなエビデンスに基づいた介入を活用することにより、関節炎の個人および社会負担は軽減される可能性がある。

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