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MMWR抄訳

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2013/09/27Vol. 62 / No. 38

MMWR62(38):787-792
Influenza Vaccination Coverage Among Pregnant Women — United States, 2012–13 Influenza Season

妊婦におけるインフルエンザワクチン接種率 ― アメリカ、2012~2013年インフルエンザシーズン

妊婦および生後6ヶ月未満の乳児は、インフルエンザに関連した重症の疾患および入院に対するリスクが高くなっている。妊婦のインフルエンザワクチン予防接種は、母体と乳児の両方の疾患リスクを減少させることが示されている。Advisory Committee on Immunization PracticesとAmerican College of Obstetricians and Gynecologistsは、妊娠期に関係なく、インフルエンザシーズン間に妊娠している、または妊娠するつもりのすべての女性に対し、インフルエンザワクチン接種を推奨している。2012~2013年のインフルエンザシーズンにおける妊婦間のワクチン接種率を推定するために、CDCは2013年4月1日~12日にインターネットパネル調査を実施した。2012年8月以降に妊娠した18~49歳の女性を対象とし、妊娠前または妊娠中に予防接種を受けた場合に接種済みとした。今回の調査では、ワクチン接種のピークの2012年10月~2013年1月に妊娠していると報告した女性1,702例に限定した。調査回答者には、1)妊娠前または妊娠中の予防接種状態、2)医療機関がワクチン接種を推奨および提案したか、3)インフルエンザおよびインフルエンザワクチン接種に関する考え方、4)ワクチン接種を受けたまたは受けなかった理由を質問した。妊娠前または妊娠中のワクチン接種率は50.5%で、妊娠前:14.6%、妊娠中:35.9%であった。医療機関を1回以上受診した女性間で、ワクチン接種の推奨および提案を受けたのは54.6%、推奨のみが16.7%、推奨なしが28.7%であった。インフルエンザ予防接種の推奨および提案を受けた女性のワクチン接種率(70.5%)は、推奨のみ(46.3%)および推奨なし(16.1%)と比べ高かった。年齢18~24歳、非ヒスパニック系黒人、大学卒業未満の学歴、未婚、健康保険の加入なし、未就労、貧困レベル以下の生活、インフルエンザの合併症の低リスク、受診回数が6回未満では、他のグループと比べ、ワクチン接種率が低下した。また、ワクチン接種の有効性または安全性に否定的、インフルエンザ感染に関心がない女性では他のグループと比べ、予防接種率が低下した。全体で、ワクチン接種の提案の有無にかかわらず医療機関から接種の推奨を受けた女性の割合は72.3%であった。医療機関からワクチン接種の推奨と提案の両方を受けた女性では、推奨のみまたは推奨なしと比べ、すべての社会・人口統計的サブグループおよび考え方のカテゴリーにわたりワクチン接種率が高く、接種の有効性または安全性に否定的のグループでも上昇した。接種率改善のために、低コストのワクチン接種事業へのアクセスの強化、医療機関によるワクチン接種の推奨と提案、インフルエンザのリスクおよび母体と乳児に対するワクチン接種の有効性と安全性についての教育をはじめとした地域に密着した介入が必要とされる。

References

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