ホームIMICライブラリMMWR抄訳2013年(Vol.62)CDC緊急事態管理プログラム活動 ― 全世界、20・・・
2013/09/06Vol. 62 / No. 35
MMWR62(35):709-713
CDC’s Emergency Management Program Activities — Worldwide, 2003–2012
2003年、CDCは疾患アウトブレイク、大災害、テロのリスクの増大などから災害対策本部(EOC)を設立し、インシデント管理システム(IMS)とともに緊急事態管理プログラム(EMP)の鍵となる組織として公衆衛生活動の災害対策を担っている。ここでは2003~2012年におけるEMPによる活動一覧を、日々の報告と活動ログの分析結果から示す。この期間、EMPは計55回、EOCおよびIMSを配置し[感染症アウトブレイク:22回(うち7回は呼吸器疾患)、自然災害:16回(うち11回はハリケーン)、人災:9回、国家の警備行事 (会議、大統領演説、国際サミット):7回、大人数の集会(スポーツ、社交行事):1回]、109回のイベントを支援(EOCの配置なし)、さらに30回の訓練と練習を行った。これら194回のEMP活動の活動期間は52.9(1~394)日間であり、41回(74.6%)はアメリカ国内での活動であった。また、感染症アウトブレイクは12月、自然災害は8月の活動が多かった。EOC活動のないEMPの支援活動は109回(感染症アウトブレイクの調査:52回、自然災害:31回、国家警備行事の監視:17回、大人数集会:9回)、うち72回(66.1%)はアメリカ国内、平均期間は10(1~92)日間であった。また、訓練が30回行われ、うち12回はテロ対策であった。これらのほか、EMPは24時間、365日、電話およびe-mailにて国内外からの緊急事態に関する技術的支援や相談に対応し、また、世界的プロジェクトとしてベトナムやウガンダ政府、WHOと提携し、疾患の流行に関するサーベイランス、検出および対応力の確立を支援している。
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