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MMWR抄訳

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2013/08/30Vol. 62 / No. 34

MMWR62(34):685-693
National and State Vaccination Coverage Among Adolescents Aged 13–17 Years — United States, 2012

13~17歳の青少年間における国と州別のワクチン接種率―アメリカ、2012年

Advisory Committee on Immunization Practices(ACIP)は、思春期直前の子供(11歳~12歳時点)に対し、1回の破傷風、ジフテリア、無細胞百日咳(Tdap)ワクチン、1回の髄膜炎共役(MenACWY)ワクチン、3回のヒトパピローマウィルス(HPV)ワクチンを接種していること、また、思春期直前の子供および青少年に対し、効果切れのワクチン(水痘など)だけではなく、毎年のインフルエンザワクチン接種も推奨している。CDCはNational Immunization Survey–Teen(NIS-Teen)のデータから、50州、ワシントンDC、選択された地域(シカゴ市、ニューヨーク市、フィラデルフィア郡、ベア郡およびヒューストン市)、ヴァージン諸島における13~17歳の集団における2011年と2012年のワクチン接種履歴を分析した。2012年において、Tdapワクチン、MenACWY ワクチン、男性間のHPVワクチンの1回以上の接種率は、各84.6%、74.0%、20.8%で、2011年の接種率(各78.2%、75.0%、8.3%)よりも増加した。2012年の女性間のHPVワクチンの1回以上、2回以上、3回以上の接種率は、各53.8%、43.4%、33.4%で2011年と同様(各53.0%、43.9%、34.8%)であったが、3回のシリーズを完遂した割合は、2011年よりも減少した(66.7% vs 70.7%)。また、2回以上の麻疹・おたふく風邪・風疹(MMR)ワクチンおよび3回以上のB型肝炎ワクチンの接種率は両年とも90%超で、1回以上および2回以上の水痘ワクチン接種率は2012年に増加した。2012年のTdap、MenACWY、男性間のHPV、MMR、B型ワクチンの接種率は、年齢グループを問わず同等であったが、水痘ワクチンは年長者で若年者よりも少なかった。女性間では、HPV接種率は16歳までは年齢とともに増加した。Tdap(1回以上)の接種率は、貧困レベルおよび人種/民族を問わず同等であった。MenACWY(1回以上)の接種率は、貧困レベルを問わず同等であったが、白人で他の人種/民族よりも少なかった。HPVワクチン接種率は、男女ともに貧困レベルを下回るグループで増加したが、接種シリーズ完遂率は貧困レベルより上のグループで増加の傾向を示し、また、完遂率は、白人と比べ、女性ではヒスパニックおよび黒人で、男性では黒人で有意に減少した。ワクチン接種率は州により大きな差があり、Tdapワクチン(1回以上):53.5%(ミシシッピ州)~96.3%(ニューハンプシャー州)、MenACWYワクチン(1回以上):37.5%(アーカンソー州)~94.3%(ロードアイランド州)、HPVワクチン(1回以上):女性(39.4%:フロリダ州~73.7%:ロードアイランド州)、男性(11.2%:ワイオミング州~55.2%:ロードアイランド州)であった。Healthy People 2020のワクチン接種率の目標値を達成したのは、Tdap:36州、MenACWY:12州、水痘:9州であった。Tdapと青少年に推奨される他のワクチンの接種率には大きな差があり、医療従事者は、Tdap接種と同じ受診時にHPVおよび髄膜炎菌ワクチン接種も推奨すべきである。さらに、医療従事者、両親、青少年は、予防接種履歴の点検の機会として毎回の医療機関受診を使用し、すべての青少年が十分な予防接種を受けることを確実にすべきである。

References

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  • Pineau V, Wolter K, Skalland B, et al. Modeling total survey error in the 2011 National Immunization Survey (NIS): pre-school children and teens. Paper presented at 2013 Joint Statistical Meetings, Montreal, Quebec, Canada; August 3–8, 2013.

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