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MMWR抄訳

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2013/08/23Vol. 62 / No. 33

MMWR62(33):666
Investigational Drug Available Directly from CDC for the Treatment of Infections with Free-Living Amebae

自由生活性アメーバ感染症治療の治験薬がCDCから直接入手可能

自由生活性アメーバ(FLA)の一種、Naegleria fowleri感染による原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)およびBalamuthia mandrillarisあるいはAcanthamoeba属感染による肉芽腫性アメーバ性脳炎は致死率が90%超と極めて高い。リーシュマニア症の治療薬であるミルテホシン(Miltefosine)はin vitroで抗FLA活性を示すが、治験中の新薬のため、米国内で常時使用することは出来なかった。2009年からはCDCアシスタンスの元で単発のFLA感染患者における緊急時使用がFDAにより認可されている。少数例ではあるものの、ミルテホシンを使用した治療でB. mandrillarisAcanthamoeba感染患者の救命に成功している。海外からの輸入に時間がかかるため、劇症のNaegleria感染に対し治療成功例はなかった。CDCはミルテホシンを治療に用いた26例の症例報告に基づき、FDAと共同で治験薬利用範囲拡大プロトコルを適用、現在、米国内のFLA感染症治療に用いるミルテホシンはCDCより直接入手可能となっている。ミルテホシンの忍容性は良好であるが、主な有害事象として消化器系症状が報告されている。FLA感染が疑われる患者の診断、検体の採取および輸送、治療法に関する相談はCDC Emergency Operations Center、770-488-7100まで。

References

  • Schuster FL, Guglielmo BJ, Visvesvara GS. In-vitro activity of miltefosine and voriconazole on clinical isolates of free-living amebas: Balamuthia mandrillaris, Acanthamoeba spp., and Naegleria fowleri. J Eukaryot Microbiol 2006;53:121–6.
  • Cope JR, Roy SL, Yoder JS, Beach MJ. Improved treatment of granulomatous amebic encephalitis and other infections caused by Balamuthia mandrillaris and Acanthamoeba species [Poster]. Presented at Council of State and Territorial Epidemiologists’ Annual Conference, Pasadena, CA, June 9–13, 2013. Available at <http://www.cste2.org/confpresentations/uploadedfiles/cste%202013%20miltefosine%20poster%20final.pdf.>

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