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MMWR抄訳

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2013/04/05Vol. 62 / No. 13

MMWR62(13): 237-244
Self-Reported Hypertension and Use of Antihypertensive Medication Among Adults - United States, 2005-2009

成人の自己申告による高血圧と降圧剤の使用 -アメリカ、2005~2009年

高血圧はアメリカの成人の3分の1に影響を及ぼし、心疾患および脳卒中の主なリスクファクターである。アメリカの高血圧の有病率について、人種/民族間の差は過去に報告されているが、地理的な差の最近の変動はあまり知られていない。成人の自己申告による高血圧(以下自己申告高血圧)と治療の州レベルの傾向を評価するために、CDCはBehavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)の2005年~2009年のデータを解析した。BRFSSは18歳以上の成人を対象とした州を単位とした電話調査で、CDCの支援の下に州の保険局により実施された。電話では、「医師、看護師または他の医療関係者に血圧が高いと言われたことがあるか?」、あると回答した人に対しては「降圧剤を使用しているか?」の2点を質問した。BRFSSの各年の回答率の中央値は、50.6%~52.5%で、総回答数は、2005年:356,112人、2007年:430,912人、2009年:432,617人であった。年齢で調整した自己申告高血圧の有病率は全体で25.8%(2005年)から28.3%(2009年)へ上昇した。州の間で違いが大きかったが、調査期間中にほぼ全ての州で上昇しており、2005年では21.1%(コロラド州)~33.5%(ミシシッピ州)、2009年では20.9%(ミネソタ州)~35.9%(ミシシッピ州)であった。上昇の範囲は0.2%(バージニア州、26.9%から27.1%)~7.0%(ケンタッキー州、27.5%から34.5%)であった。また、自己申告高血圧に対する降圧剤の使用率も全体で61.1%から62.6%へ上昇し、2009年では52.3%(カリフォルニア州)~74.1%(テネシー州)であった。一般に、自己申告高血圧および降圧剤の使用は、南部の州で多く、西部の州で低かった。社会人口学的サブグループで解析すると2009年の有病率は、65歳以上(59.6%)、男性(30.3%)、黒人(39.6%)、高校卒業より低い学歴(33.6%)のグループで、それ以外のグループと比べ有意に高かった。ほぼ全ての社会人口学的サブグループで自己申告高血圧の有病率が上昇していた。2009年における降圧剤の使用率は、65歳以上(94.1%)、女性(66.9%)、黒人(71.6%)で、それ以外のグループと比べ有意に高率であった。2005年から2009年で降圧剤の使用が黒人(67.0%から71.6%)およびヒスパニック(51.2%から55.2%)で有意に増加した。

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