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MMWR抄訳

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2013/02/22Vol. 62 / No. 07

MMWR62(7):124-130
Update: Influenza Activity - United States, September 30, 2012-February 9, 2013

最新情報:インフルエンザ発生状況-アメリカ、2012年9月30日~2013年2月9日

アメリカにおける2012-13年期のインフルエンザ発生状況の最新情報を報告する。2012年9月30日~2013年2月9日の間、WHOとNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance System の140の検査室において203,706の呼吸器検体が検査され、55,470検体(27.2%)がインフルエンザ陽性であった[A型:44,035検体(79%)、B型:11,435検体(21%)]。A型のうち29,914検体(68%)の亜型解析の結果、29,091検体(97%)がA (H3)、823検体(3%)がA (H1N1) pdm09 (pH1N1)であった。今期2例目となるA (H3N2)変異型ウイルスの感染が1例、2012年12月8日の週にミネソタ州からCDCに報告された。患者は発症前にブタとの濃厚接触があった。今期分離されたインフルエンザウイルス1,088株の抗原性解析の結果、pH1N1は86株全て、A (H3N2)は673/677株(99.4%)、B型は230/325株(71%)がいずれも北半球における2012-13年期インフルエンザワクチン構成成分と同じ抗原性を示した。計1,702株の抗ウイルス薬感受性試験の結果、A (H3N2): 1,072株およびB: 396株は全てオセルタミビルおよびザナミビルへの耐性を示さなかった。pH1N1ウイルス234株のうち2株(0.9%)がオセルタミビルに耐性を示した。pH1N1およびA (H3N2)ウイルスにおいてアダマンタン耐性が高いレベルで維持されていた。インフルエンザ様疾患による外来受診者率(/週)は1.2~6.1%で、11月24日の週から12週連続して全国基準値(2.2%)以上であった。8,953例のインフルエンザ関連入院があり、半数以上が65歳以上の高齢者であった。肺炎およびインフルエンザ関連死亡率(/週)は5.8%~9.9%で、2013年第1週から6週連続して流行閾値7.5%を超えている。小児のインフルエンザ関連死亡数は64例[A (H3N2): 16例、A(亜型不明):19例、B: 29例]であった。過去にもA (H3N2)ウイルスが優勢なシーズンで同様の傾向があり、特に65歳以上の高齢者にはシーズン毎のワクチン接種と発症48時間以内のオセルタミビルまたはザナミビルによる治療が強く推奨される。

References

  • CDC. Update: influenza activity-United States, September 30-November 24, 2012. MMWR 2012;61:990-3.
  • CDC. Prevention and control of influenza with vaccines: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). MMWR 2010;59(No. RR-8).
  • Dao CN, Kamimoto L, Nowell M, et al. Adult hospitalizations for laboratory-positive influenza during the 2005-2006 through 2007-2008 seasons in the United States. J Infect Dis 2010;202:881-8.
  • Thompson WW, Shay DK, Weintrab E, et al. Mortality associated with influenza and respiratory syncytial virus in the United States. JAMA 2003; 289:179-86.
  • CDC. Interim adjusted estimates of seasonal influenza vaccine effectiveness - United States, February 2013. MMWR 2013;62:120-4.
  • CDC. Antiviral agents for the treatment and chemoprophylaxis of influenza: recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP). MMWR 2011;60(No. RR-1).

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