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MMWR抄訳

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2011/07/29Vol. 60 / No. 29

MMWR60(29):981-984
Characteristics Associated With Seasonal Influenza Vaccination of Preschool Children - Oregon, 2006-2008

就学前小児の季節性インフルエンザワクチン接種と関連した特徴-オレゴン、2006~2008年

2010-11インフルエンザシーズンの開始時、Advisory Committee on Immunization Practices(ACIP)は生後6ヶ月以上の全ての小児に年1回のインフルエンザワクチンの接種を、また過去にワクチン接種を受けていない8歳以下の小児にワクチンの2回接種を勧告した。American Academy of Pediatrics(AAP)も、この集団にインフルエンザワクチンの接種を推奨している。就学前の小児は、高齢者以外の他の年齢群に比べてインフルエンザ関連入院率がしばしば高い。オレゴン州の2歳の小児におけるインフルエンザワクチンの接種率を調査し、ワクチンの接種状態と関連する社会人口統計学的および医療利用の特徴を同定するため、2006~2008年Oregon Pregnancy Risk Assessment Monitoring Surveyのフォローバック調査(Oregon PRAMS-2)のデータを分析した。評価対照としたオレゴン州の母親1,489名のうち37.7%は最近のインフルエンザシーズン中に子供にインフルエンザワクチンを接種させていた。小児のワクチン接種率は、健康保険に継続して加入している小児が加入中断小児よりも高く(それぞれ40.6%、23.8%)、かかりつけの医療従事者がいる小児がいない小児よりも高く(38.6%、20.1%)、定期健診時に小児科医を受診する小児が家庭医を受診する小児よりも高く(44.6%、20.7%)、前シーズンにインフルエンザ接種を受けた小児が受けなかった小児よりも高く(61.8%、15.5%)、推奨されている全ての予防接種を受けた小児が予防接種を全くあるいは一部しか受けていない小児よりも高かった(40.5%、7.2%)。多変量調整モデルにおいて、最近のインフルエンザワクチン接種と正の関連がみられる因子は小児の前年のインフルエンザワクチン接種・小児の推奨されている全ての予防接種の接種・小児の健康保険継続加入・母親の非婚であり、ワクチン接種と負の関連がみられる唯一の因子は小児の定期健診時の家庭医の利用であった。最近のインフルエンザシーズン中に子供にインフルエンザワクチンを接種させなかった母親のワクチン接種に関する意見としては、あまりにも多くの注射が1回に接種されることへの懸念が最も多かった(33.9%)。オレゴン州の小児におけるインフルエンザワクチンの接種率を上昇させるためには、健康保険の加入中断小児、かかりつけ医としての小児科医がいない小児、ワクチン接種に不安を持っている母親の子供を対象とした医療提供者ベースおよびコミュニティーベースの戦略が必要と考える。

References

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