一般財団法人 国際医学情報センター 信頼できる医学・薬学・医療情報を適切に提供することによって健康社会に貢献します。

一般財団法人 国際医学情報センター

IMICライブラリ IMIC Library

ホームIMICライブラリMMWR抄訳2011年(Vol.60)HIV曝露小児の保育者による食物の前咀嚼(prem・・・

MMWR抄訳

rss

2011/03/11Vol. 60 / No. 9

MMWR60(9):273-275
Premastication of Food by Caregivers of HIV-Exposed Children - Nine U.S. Sites, 2009-2010

HIV曝露小児の保育者による食物の前咀嚼(premastication)-アメリカ9ヶ所、2009~2010年

前咀嚼(小児に与える前に食物や医薬品を噛んでおくこと)は唾液中の血液を介したHIV伝播経路として最近報告されており、その他の起炎菌の伝播とも関連する。アメリカの保育者の約14%は前咀嚼の実施を報告しているが、HIV感染保育者におけるこの行為の頻度は不明である。小児HIVクリニックで治療中の小児(周産期HIV曝露小児、すなわちHIV感染症の母親から出生したHIV非感染・感染小児を含む)の保育者における前咀嚼の実施率を評価するため、 CDCは2009年12月~2010年2月にアメリカの9ヶ所の小児HIVクリニックにおいて断面調査を行った。調査対象となった主要保育者192名のうち81%は子供の生物学的母親、86%はアメリカ生まれであり、約66%は非ラテンアメリカ系黒人、24%はラテンアメリカ系、7%は非ラテンアメリカ系白人であった。保育者の年齢は15~77歳(中央値31歳)、子供の年齢は<1~18歳(中央値2歳)であり、保育者の約30%は高校卒業未満、49%は年間世帯所得が12,000ドル未満であった。生後6ヶ月以上の小児の主要保育者154名のデータを分析した結果、48名(31%)は自分自身あるいは他の者が食物の前咀嚼を行っていた。前咀嚼者の79%は生物学的母親であった。黒人保育者の前咀嚼実施率は非黒人保育者よりも高かった(それぞれ37%、 20%)。前咀嚼の実施率は保育者の調査時の年齢とともに低下し、19歳以下群・20~29歳群・30~39歳群は40歳以上群よりも前咀嚼実施率が有意に高かった(それぞれ44%、38%、36%、13%)。前咀嚼は生後1~36ヶ月の小児の食事で行われていた。公衆衛生局と医療提供者は前咀嚼が特に一部の人種/民族集団では一般的な行為であることを理解し、一般市民に対し前咀嚼による疾患伝播の可能性(HIVも含め)について教育するべきである。

References

  • Gaur AH, Dominguez KL, Kalish ML, et al. Practice of feeding premasticated food to infants: a potential risk factor for HIV transmission. Pediatrics 2009;124:658-66.
  • Harrison R, Benton T, Everson-Stewart S, Weinstein P. Effect of motivational interviewing on rates of early childhood caries: a randomized trial. Pediatr Dent 2007;29:16-22.
  • Huang MJ. An epidemiological study on prevalence and risk factors of hepatitis B virus (HBV) infection in preschool children [Chinese]. Zhonghua Liu Xing Bing Xue Za Zhi 1990;11:129-32.
  • Mbulaiteye SM, Pfeiffer RM, Whitby D, Brubaker GR, Shao J, Biggar RJ. Human herpesvirus 8 infection within families in rural Tanzania. J Infect Dis 2003;187:1780-5.
  • Mbulaiteye SM, Walters M, Engels EA, et al. High levels of Epstein-Barr virus DNA in saliva and peripheral blood from Ugandan mother-child pairs. J Infect Dis 2006;193:422-6.
  • Steinkuller JS, Chan K, Rinehouse SE. Prechewing of food by adults and streptococcal pharyngitis in infants. J Pediatr 1992;120(4 Pt 1):563-4.
  • Taylor DN, Blaser MJ. The epidemiology of Helicobacter pylori infection. Epidemiol Rev 1991;13:42-59.
  • Fein SB, Labiner-Wolfe J, Scanlon KS, Grummer-Strawn LM. Selected complementary feeding practices and their association with maternal education. Pediatrics 2008;122(Suppl 2):S91-7.
  • Bulkow LR, Singleton RJ, Karron RA, Harrison LH. Risk factors for severe respiratory syncytial virus infection among Alaska native children. Pediatrics 2002;109:210-6.

このコンテンツに「いいね」する

ページトップへ

一般財団法人 国際医学情報センター

〒160-0016 
東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館
TEL:03-5361-7080 (総務課)

WEBからのお問い合わせ

財団や各種サービスについてのお問い合わせ、お見積もりのご依頼、
サービスへのお申し込みはこちらをご覧ください。

お問い合わせ