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MMWR抄訳

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2008/10/31Vol. 57 / No. 43

MMWR57(43):1173-1176
Update: Progress Toward Global Eradication of Dracunculiasis, January 2007-June 2008

最新情報:世界的メジナ虫症根絶への進展2007年1月~2008年6月

メジナ虫症の年間発症者数が20ヶ国(アフリカ:17ヶ国、アジア:3ヶ国)で推定350万人、感染リスク者が12,000万人存在した1986年、 World Health Assembly(WHA)はメジナ虫症(ギニア虫症)根絶に向けた議決書を採択した。さらに2004年、WHAは2009年までの新たなメジナ虫症根絶目標を設定した。この報告では、スーダン、ガーナ、マリ、ナイジェリア、ニジェール、エチオピアにおけるメジナ虫症根絶プログラムの2007年1月以降の最新進展状況を紹介する。2007年12月末にメジナ虫症が依然として風土病となっている国は、スーダン、ガーナ、マリ、ナイジェリア、ニジェールのみである。2007年に世界全体で報告されたメジナ虫症症例数は、他の国からの輸入例15例を含め、風土病となっている3,573の村から9,585例報告された。2006年から2007年にかけて、土着症例数は61%(25,195例から9,770例へ)減少した。2008年1月~6月には2,308例が発症し、そのうち98%はスーダン、ガーナ、マリからの報告であった。このうち、スーダン、マリの状況について述べる。スーダンでは内戦が2005年に終結し、2006年にthe Southern Sudan Program Guinea Worm Eradicationが作成された。この内戦のため発症数は2005年(5,569例)から2006年(15,539例)にかけて179%増加したが、 2007年(5,815例)には63%減少し、報告率も70%まで増加した(2006年:63%)。2008年1~6月には50%(1,777例)減少した。またマリでは2007年8月にギアナ虫症根絶プログラムの介入が始まったが、2007年9月~12月には安全上の理由から風土病地域に近づくことができなかった。スーダンとマリにおけるメジナ虫症風土病地域での散発的な暴動や内戦は、国際的メジナ虫症根絶プログラム成功における最大の課題である。

References

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