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MMWR抄訳

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2008/09/26Vol. 57 / No. 38

MMWR57(38):1046-1049
Influenza Activity - United States and Worldwide, May 18-September 19, 2008

インフルエンザ活性-アメリカおよび全世界-2008年5月18日~9月19日

2008 年5月18日~9月19日、インフルエンザA(H1)、A(H3)およびBウイルスが世界中で検出されている。アメリカではCDCによる分析の結果、この時期、WHOおよびNational Respiratory and Enteric Virus Surveillance Systemにより収集されたインフルエンザウイルス検体(n=19,774)のうち147検体(<1%)が陽性であり、内訳はA型:81(55%)、B 型:66(45%)、A型はA(H1)が5検体(6%)、A(H3)が17検体(21%)、他の59検体(73%)のサブタイプは不明であった。ウイルスは国内22州より報告され、うち66%をハワイ州(43、29%)とフロリダ州(54、37%)が占めており、報告期間は5月末~7月に多かった。また、この期間、インフルエンザ様疾患による受診率は全国基準値(2.2%)を下回る0.5~0.9%、呼吸器疾患による受診率も基準値(3.2%)を下回る 1.3~1.8%であり、インフルエンザによる死亡者は86例であった。世界的にはA(H1N1)型ウイルス55検体(アメリカ:1、南アメリカ:44、ヨーロッパ:5、アジア:5)のうち53検体(96%)が北半球で供給された2008-09インフルエンザワクチンのH1N1成分である A/Brisbane/59/2007と抗原性が類似、A(H3)ウイルス15検体(アメリカ:1、ラテンアメリカ:7、ヨーロッパ:1、アジア:6)は全てが2008-09インフルエンザワクチンH3N2成分A/Brisbane/10/2007と抗原性が類似していた。B型ウイルス28検体のうち23 検体(アメリカ:1、南アメリカ:19、ヨーロッパ:1、アジア:2)はB/Yamagata系に属し、北半球で供給された2008-09インフルエンザワクチンB成分であるB/Florida/04/2006に類似、5検体(ヨーロッパ:1、南アメリカ:4)はB/Victoria系であった。ウイルス耐性に関する検討では検査された187検体中185検体がzanamivir感受性を示し、A(H1N1)ウイルス86検体では40検体(46.5%)が oseltamivir耐性を示し、A(H3)ウイルス27検体ではoseltamivir耐性を示す検体は認められなかった。また、鳥インフルエンザA (H5N1)ウイルス感染は12例に発生、9例が死亡(インドネシア、エジプト、バングラデシュ)、2003年12月1日以降の症例数は387例(いずれもアジア、アフリカ)となった。

References

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