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MMWR抄訳

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2007/01/12Vol. 56 / No. 1

MMWR56(1):4-7
National and State Medical Expenditures and Lost Earnings Attributable to Arthritis and Other Rheumatic Conditions - United States, 2003

関節炎およびリウマチ性疾患に起因する国、州の医療費および逸失利益-米国、2003年

関節炎は米国における障害の主要原因であり、患者が数ブロックの距離を歩行する、あるいは階段を上ることを制限することがある。CDCは、Medical Expenditure Panel Survey(MEPS)のデータを使用し、2003年の米国における関節炎と他のリウマチ性疾患(AORC)に起因する国および州別の直接費(例:医療費)および間接費(例:逸失利益)を分析した。この報告は、その分析結果について述べており、2003年の米国におけるAORCの総費用は約1,280億ドル(直接費808億ドル、間接費470億ドル)となり、これは2003年米国国内総生産の1.2%にあたる。州および地域別AORCに起因する総費用は、コロンビア特別区の22,550万ドルからカリフォルニア州の121億ドルの範囲で、1997年より大幅に増加し、人口の高齢化および肥満、運動不足の増加により増え続けると予測される。この結果は、AORC患者の医療費を軽減できる関節炎や慢性疾患の自己管理計画のような効果的な公衆衛生の介入を、拡大実施する必要性を示している。MEPSは健康状態、医療システム費用と利用、収入および職歴に関する年毎の世帯面接調査で、国の直接、間接費は、2003年におけるMEPSの世帯構成要素から得ている。各州の直接、間接費は、医師により診断された全関節炎(2003年のBehavioral Risk factor Surveillance System[BRFSS]による)の州率をMEPSから得た国の推定費用に当てはめて算定され、州別直接費は18歳以上で、逸失利益は18~64歳の就労年齢層で算定された。2003年のBRFSS回答率は、州別で34.4~80.4%の範囲であった。2003年のAORCに起因する総直接費は808億ドルで、18歳以上のAORC患者は推定4,610万人、1人当たりの平均直接費は1.752ドルであった。外来診療は1人当たり直接費の最高額(914ドル)で、次に救急診療部および入院患者サービス(352ドル)、処方薬(338ドル)、他費用(146ドル)であった。AORCに起因する総間接費は470億ドルであり、1人当たり平均逸失利益は2,950万人の就労成人で1,590ドルであった。

References

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