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MMWR抄訳

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2006/09/15Vol. 55 / No. 36

MMWR55(36): 993-995
Public Health Response to Varicella Outbreaks - United States, 2003-2004

水痘のアウトブレイクに対する公衆衛生の対応-米国、2003~2004年

1995年に水痘ワクチン導入以来、予防接種率の上昇と比例して水痘発症率は低下してきたが、高い予防接種率を持つ住民間にも発症し続けている。水痘は一般に軽度であるが、発症後数ヵ月持続し、保健局にとって抑制は困難で費用がかかる。2005年にCDCは、2003年から2004年に報告された水痘発症の分布や範囲および公衆衛生の対応を決定するために全国調査を実施した。この報告はその調査結果を要約しており、水痘は依然頻繁に発症し、保健管轄区は水痘アウトブレイク対策の異なった定義やガイドラインを保持して発症に対応していることを示している。2005年4月から5月の間に、任意のインターネット調査により、50州とコロンビア特別区(DC)、5都市(イリノイ州シカゴ、テキサス州ヒューストン、ニューヨーク州ニューヨーク市、ペンシルバニア州フィラデルフィア、テキサス州サンアントニオ)および3米国領(グアム、プエルトリコ、米国バージン諸島)から成る59区のCDC予防接種計画参加区域にEメールが送信され、これらの保健管轄区は2003年から2004年に、区域のアウトブレイク定義、対策ガイドラインの有無、対応戦略などの質問を受けた。59区のうち55(93%)の管轄区は調査に回答し、アラスカ州、ニューメキシコ州、ユタ州と米国バージン諸島は不参加であった。アウトブレイクは、2003年には55区のうち43区(78%)で1以上、10区(18%)で6以上、2004には45区(82%)で1以上、13区(24%)で6以上が報告された。2004年における190件の発症追加情報は、24管轄区から得られた。これらのうち67%は小学校で発症し、43%は年齢中央値5歳から9歳の患者が含まれた。具体的には、64%は10症例以下、26%は11~40症例、10%は41~50症例であった。管轄区が水痘のアウトブレイクに関する正式なプログラム定義を持つか否かについては、55区のうち約70%が持つと回答し、その定義は様々であった。44%の管轄区は、対策のガイドラインを持つと回答した。アウトブレイクの際、管轄区55区のうち47区が対応するとし、30区(55%)は地域と州保健局双方、10区(18%)は州保健局のみ、7区(13%)は地域保健局のみが対応すると回答した。8管轄区は無回答であった。

References

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