2004年9月22―28日、ワシントンDCと24州(アラバマ州、アリゾナ州、カリフォルニア州、ジョージア州、イリノイ州、アイオワ州、カンサス州、ケンタッキー州、ルイジアナ州、メリーランド州、ミシガン州、ミネソタ州、ミシシッピ州、ミズーリ州、モンタナ州、ネブラスカ州、ネバダ州、ニューメキシコ州、オハイオ州、ペンシルベニア州、テキサス州、ユタ州、ウイスコンシン州、ワイオミング州)より西ナイルウイルス(WNV)疾患180例がCDCに報告された。2004年には、40州よりWNV疾患1,784例がCDCに報告された。このうち563例(32%)はカリフォルニア州、362例(20%)はアリゾナ州、225例(13%)はコロラド州からの報告であった。データが入手できた1,752例中1,015例(58%)は男性で、年齢中央値は51歳(1ヶ月―99歳)、発症日は4月23日―9月18日、死亡例は56例であった。西ナイルウイルス血症ドナー推定例(PVD)は157例で、このうち53例(34%)はカリフォルニア州、37例(24%)はアリゾナ州からの報告であった。PVD157例中3例(35歳、69歳、77歳)はその後neuroinvasive疾患を、36例［年齢中央値:53歳(17―73歳)］は西ナイル熱を発症した。2004年には、45州より死亡カラス4,400羽と他の死亡鳥類1,054羽、35州より馬、1州よりコウモリ1匹、2州より犬5匹、1州よりリス3匹、8州より未確認動物種13匹におけるWNV感染が報告され、13州よりセンチネル鶏858群のWNVセロコンバージョン、34州より6,156のWNV陽性蚊プールが報告された。