2004年7月28日―8月3日、11州(アラバマ州、アリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、フロリダ州、イリノイ州、ネバダ州、ニューヨーク州、ノースダコタ州、サウスダコタ州、テキサス州)より西ナイルウイルス(WNV)疾患141症例がCDCに報告された。2004年には、20州よりWNV疾患406症例がCDCに報告された。このうち247例(61%)はアリゾナ州からの報告であった。406例中226例(57%)は男性で、年齢中央値は51歳(1ヶ月―99歳)、発症日は4月20日―7月29日であった。7例が死亡した。西ナイルウイルス血症ドナー推定例(PVD)は38例(アリゾナ州:31、カリフォルニア州:2、サウスダコタ州:2、コロラド州:1、アイオワ州:1、ニューメキシコ州:1)報告され、そのうち2例(66歳、69歳)はその後neuroinvasive疾患を、7例(年齢中央値:55歳、22―72歳)は西ナイル熱を発症した。2004年には、34州より死亡カラス1,823羽と他の死亡鳥類223羽、20州より馬、1州より犬におけるWNV感染が報告され、7州よりセンチネル鶏253群のWNVセロコンバージョン、24州より1,486のWNV陽性蚊プールが報告された。