学校関連自殺－アメリカ,1994～1999年

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ホーム IMICライブラリ MMWR抄訳 2004年（Vol.53)学校関連自殺－アメリカ,1994～1999年

MMWR抄訳

2004/06/11Vol. 53 / No. 22

MMWR53(22):476－478
School-Associated Suicides - United States, 1994-1999

1994―1999年、アメリカでは少なくとも126名の生徒が学校関連の殺人または自殺を実行した。学校関連自殺者の社会心理的、行動的特徴を調査するため、CDCは学校と警察のデータを分析した。1994年7月1日―1999年6月30日、アメリカ国内の小・中学校生における学校関連の自殺者は28例(男性:22、女性:6)であった。このうち4例は自殺前に殺人を犯し、他の4例は他人に致命死的な傷害を負わせていた。22例(78%)は非ラテンアメリカ系白人で、17例(60%)は両親と一緒に住んでおり、26例(93%)は小火器使用により自殺した。11例(39%)は毎週飲酒あるいは薬物を使用しており、5例(18%)は自殺時に中毒状態であった。6例(21%)は犯罪歴、4例(14%)は死亡前の1年間に違反歴、2例(7%)は友人とのけんか経験があった。16例(57%)は自殺思考について友人などに話しており、8例(29%)は失恋、9例(32%)は家族の引越しなどを経験していた。自殺者では自殺思考の出現、最近の社会的ストレス、薬物使用のような自殺リスクとの関連を示唆する指標がみられる場合が多い。学校関係者は自殺の危険因子を認識しそれに対応する必要がある。

References

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