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MMWR抄訳

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2004/01/09Vol. 52 / No. 53

MMWR52(53):1277-1280
State-Specific Prevalence of Current Cigarette Smoking Among Adults - United States, 2002

成人における州別現在喫煙率-アメリカ,2002年

アメリカでは喫煙により毎年約860万人が重度疾患を発症し、約44万人が死亡する。2010年国民健康目標の1つは、成人における現在喫煙率を12%以下に低下させることである。18歳以上の成人における現在喫煙率、禁煙の試み、医師からの禁煙勧告の有無について評価するため、CDCは2002年Behavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)の調査データを分析した。2002年の50州およびワシントンDCにおける州別現在喫煙率の中央値は23.1%であった。現在喫煙率はケンタッキー州(32.6%)、アラスカ州(29.4%)、ウエストバージニア州(28.4%)、テネシー州(27.8%)、インディアナ州(27.7%)で高く、ユタ州(12.7%)、カリフォルニア州(16.4%)、マサチューセッツ州(19.0%)、ニュージャージー州(19.1%)、コネチカット州(19.5%)で低かった。その他の地域の現在喫煙率はグアム:32.1%、プエルトリコ:13.2%、バージン諸島:9.5%であった。また現在喫煙率は男性(25.9%)が女性(20.9%)より高かった。毎日喫煙者のうち過去1年間に1日以上禁煙を試みた者の割合は、中央値52.0%[42.4%(ハワイ州)-66.2%(ユタ州)]であった。23州に過去1年間に医師から禁煙勧告を受けた現在喫煙者の割合を質問したところ、中央値は72.0%[64.0%(ウイスコンシン州)-83.7%(メイン州)]であった。この割合に年齢、人種/民族、性による差はみられなかった。2010年国民健康目標達成のためには、州/地域は禁煙支援への介入を含む包括的な喫煙コントロールプログラムを実施するべきである。

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