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乳がん

概説

このセクションの要点
  • 乳がんは乳腺組織に悪性(がん)細胞が認められる病気です。
  • 年齢および健康歴により乳がんの発生するリスクに影響が出ます。
  • 乳がんの中には、突然変異という変化を起こした遺伝子が次の世代に引き継がれて、それが原因で乳がんが発生する場合があります。
  • 乳がんを疑う徴候としてしこりや乳房の変化があります。
  • 乳がんを発見し、診断するには、乳房の検査が用いられます。
  • がんが発見されたら、がん細胞を調べるために検査が行われます。
  • 諸条件により予後(治癒の可能性)や治療法の選択が変わります。

乳がんは乳腺組織に悪性(がん)細胞が認められる病気です。

乳房は葉と乳管からなっています。それぞれの乳腺は葉と呼ばれる15から20の部分を持ち、葉は小葉と呼ばれるより小さい構成成分からなっています。小葉の先端には多くの球状の部分があり、そこで乳汁がつくられます。葉、小葉、および球状部は乳管と呼ばれる細い管によってつながっています。

乳房は血管とリンパ管からもなっています。リンパ管はリンパと呼ばれるほぼ無色の液体を運搬します。リンパ管はリンパ節と呼ばれる組織とつながっています。リンパ節は豆のような形をした小さな粒状の組織で、体のいたるところに分布しています。リンパ節はリンパと呼ばれる液体をろ過するフィルターの役目をしていて、体が感染などの病気と闘うときに役立っています。リンパ節は乳房近くの腋の下(腕の下)、鎖骨の上、胸部にかたまってみられます。

もっともよくみられるタイプの乳がんは乳管がんで、乳管の細胞から発生します。葉あるいは小葉から発生するがんは小葉がんと呼ばれます。小葉がんは他の乳がんよりも両側の乳房にできる場合が多いです。炎症性乳がんはめずらしいタイプで、乳房が温かくなり、赤く、腫れてきます。
小児乳がんの情報については小児にまれながん*のPDQ要約を参照してください。
(注)*の項目はがんinfoの項目には含まれていません。

年齢および健康歴により乳がんの発生するリスクに影響が出ます。

病気をもたらす原因を増加する因子はリスク因子と呼ばれます。リスク因子があるからといって、がんになるとは限りません。また、リスク因子がないからといって、将来がんにならないわけではありません。リスクがあると考えられる場合、医師に相談してください。
乳がんのリスク因子は以下になります:
  • 高齢者。
  • 早期初潮。
  • 高齢での初経産または未経産。
  • 乳がんまたは良性(非がん性)乳房疾患の病歴。
  • 母親や姉妹が乳がんである。
  • 乳房/胸部に対する放射線療法での治療。
  • 乳房X線撮影上の高密度の乳腺組織。
  • ホルモン剤の使用(エストロゲン、プロゲステロン等)。
  • アルコールの摂取。
  • 白人系。
NCIの乳がんリスクアセスメントツールは、女性のリスク因子を用いて90歳までの今後5年間に乳がんになるリスクを推定します。このオンラインツールは医療従事者用に作られたものです。乳がん発症リスクについての詳しい情報は1-800-4-CANCERに連絡してください。

乳がんの中には、突然変異という変化を起こした遺伝子が次の世代に引き継がれて、それが原因で乳がんが発生する場合があります。

細胞の中にある遺伝子には、親から引き継がれた遺伝情報があります。遺伝性の乳がんは、乳がん全体の約5~10%を占めています。こうした乳がんに関連する突然変異遺伝子は、ある特定民族でより多くみられる場合もあります。

こうした乳がんに関連する突然変異遺伝子および片側の乳房に乳がんを患った女性は、反対側の乳房にがんが発生するリスクが高くなります。さらにこれらの女性は卵巣がんのリスクも高くなり、その他のがんのリスクについても高くなる場合があります。乳がんに関連する突然変異遺伝子を持つ男性は、この疾患のリスクが高くなります。(詳しい情報は、PDQの男性乳がん*に関する項目を参照してください。)

突然変異遺伝子を検出(発見)できる検査があります。これらの遺伝子検査は、時々がんになるリスクが高い家系の人において行われることがあります。
その他の乳がんの情報については以下のPDQ要約を参照してください:
  • 乳がんのスクリーニング*
  • 乳がんの予防*
  • 乳がんおよび卵巣がんの遺伝学*
(注)*の項目はがんinfoの項目には含まれていません。

乳がんを疑う徴候としてしこりや乳房の変化があります。

以下の徴候や症状が乳がんによって誘発されることがあります。以下の徴候や症状がひとつでも見られた際には、医師の検査を受けてください。
  • 乳房あるいは乳房の周辺や腋窩領域でのしこりや肥厚。
  • 乳房の大きさ、形の変化。
  • 乳房の皮膚にえくぼのようなくぼみ。
  • 乳頭の陥没。
  • 乳頭からの乳汁以外の液体の分泌。特に血液のような。
  • 乳房、乳首、乳輪(乳頭周囲の黒ずんだ皮膚の部分)の皮膚がうろこ状、発赤、腫れ。
  • 橙皮状皮膚と呼ばれるオレンジの皮のように見えるえくぼが乳房にある。
乳がんでない他の疾患によっても、同じ症状がみられる場合があります。

乳がんを発見し、診断するには、乳房の検査を行います。

乳房の変化に気づいたら、医師の診察を受けるべきです。以下の検査および手法が行われます:
身体所見および既往歴:
全身を調べて、しこりや何か異常にみえるものなど疾患徴候を含めた一般的健康状態をチェックします。また患者さんのこれまでの生活習慣や過去の疾患および治療歴についても調べます。
臨床乳房検査(CBE):
医師やその他の医療専門家による乳房の検査です。医師は乳房とわきの下を注意深く触診して、しこりや異常にみえるものなどがないかを調べます。
マンモグラム:
胸部のX線写真。
超音波検査:
高エネルギー音波(超音波)を体内組織または器官に反射させ、そのエコーをつくる方法です。エコーからソノグラフと呼ばれる身体組織の像が撮影されます。画像は後で見るために印刷することができます。
MRI(磁気共鳴画像法):
磁場、電波、コンピュータを利用して体内領域の精細な連続画像を作成する検査法です。この方法は、核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。
血液化学的検査:
身体中の器官、組織によって血液中に放出されるある物質の量を測定するために、血液サンプルを調べる方法です。ある物質の量が異常(正常値よりも高値か低値)である場合、物質をつくる器官、組織における疾患の徴候であることがあります。
生検:
細胞あるいは組織を採取し、病理医が顕微鏡によりがんの症状を調べます。乳房にしこりを発見した場合、しこりの小片を摘出します。生検は以下の4種類があります:
  • 切除生検:組織のしこり全体を摘出する。
  • 切開生検:しこりあるいはサンプル組織の一部を摘出する。
  • コア生検:太い針で 組織の一部を摘出する。
  • 細針穿刺吸引(FNA)生検:細い針で組織あるいは体液を摘出する。

がんが発見されたら、がん細胞を調べるために検査が行われます。

検査の結果に基づいて最善の治療法を決めます。検査によって以下の情報が得られます:
  • がんが増殖する速さ。
  • がんが身体にどのくらい拡がっているか。
  • 特定の治療法の効果。
  • がんの再発(再燃)する可能性。
検査は次になります。
エストロゲンおよびブロゲステロン受容体検査:
がん組織におけるエストロゲンおよびプロゲステロン(ホルモン)受容体数を調べる検査法です。エストロゲンおよびプロゲステロンが標準より多い場合は、がんはより速く増殖するかもしれません。検査結果により、エストロゲンおよびプロゲステロンを遮断する治療にがんの増殖を抑える効果があるか分かります。
ヒト上皮成長因子受容体2型(HER2/neu)検査:
サンプル組織でHER2/neu遺伝子およびHER2/neu蛋白を測定する検査室検査です。HER2/neu遺伝子が増えているかHER2/neuが標準濃度より高い場合は、がんは急速に増殖し身体の他の部分に拡がる可能性が高くなります。トラスツズマブとラパチニブのようなHER2/neu蛋白を標的とする薬剤によって治療さることがあります。
多重遺伝子検査:
サンプル組織で同時に多数の遺伝子の活性を調べる検査です。がんが身体の他の部分に拡がったり、再発(再燃)する可能性を予測する検査です。
  • oncotype DX:エストロゲンレセプター陽性でリンパ節転移陰性のI期およびII期乳がんが身体の他の部分に拡がる可能性を予測する検査です。拡がるリスクが高い場合には、リスクを下げるために化学療法を行うことがあります。
  • マンマプリント:リンパ節転移陰性のI期およびII期乳がんが身体の他の部分に拡がる可能性を予測する検査です。拡がるリスクが高い場合には、リスクを下げるために化学療法を行うことがあります。
  •  

諸条件により予後(治癒の可能性)や治療法の選択が変わります。

予後(治癒の可能性)や治療の選択は以下のようなものに左右されます:
  • 乳がんの病期(腫瘍の大きさやがんが乳房内にとどまっているか、あるいはリンパ節や体内の他の場所に拡がっているかどうか)。
  • 乳がんのタイプ。
  • 腫瘍組織におけるエストロゲン受容体とプロゲステロン受容体の濃度。
  • 腫瘍組織におけるヒト上皮成長因子受容体2型(HER2/neu)の濃度。
  • 腫瘍組織がトリプルネガティブ(エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体を持っていない、HER2/neuの濃度が高くない細胞)であるかどうか。
  • 腫瘍が増殖する速さ。
  • がんの再発(再燃)する可能性。
  • 年齢、全身状態、閉経状態(月経がまだあるかどうか)。
  • がんが初発か再発(再燃)かどうか。

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病期

このセクションの要点
  • 乳がんと診断された場合、がん細胞が乳房内にとどまっているのか、あるいは体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で検査を行います。
  • がんが体内に拡がる方法は3通りあります。
  • 乳がんの病期は以下の通りです:
    • 0期(非浸潤がん)
    • I期
    • II期
    • IIIA期
    • IIIB期
    • IIIC期
    • IV期

乳がんと診断された場合、がん細胞が乳房内にとどまっているのか、あるいは体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で検査を行います。

がんが乳房内にとどまっているのか、あるいは体の他の部分まで拡がっているかを調べることを「病期診断」といいます。病期診断の過程で集められた情報により病期を確定します。最善の治療計画を立てるには病期を把握することが大切です。病期診断に用いられる検査や方法には次のものがあります。
センチネルリンパ節生検:
センチネルリンパ節生検では、手術中にセンチネルリンパ節を摘出します。センチネルリンパ節とは腫瘍からのリンパ排液を受け取る最初のリンパ節です。また、がん細胞が拡がって最初に転移するリンパ節です。腫瘍の近くに放射性物質および青色色素、あるいはそのいずれかを注入します。放射性物質あるいは色素はリンパ管を通ってリンパ節に流れ込みます。放射性物質あるいは色素を最初に受けるリンパ節のみを摘出します。病理医が組織を顕微鏡下で観察し、がん細胞があるかどうか調べます。がん細胞がみられなかった場合、更にリンパ節を摘出する必要はありません。
胸部X線:
胸郭内の器官や骨のX線像です。X線とは体内を通過してフィルム上まで達し、体内を撮影することができるエネルギービームの一種です。
CTスキャン(CATスキャン):
いろいろな角度から体内の詳細な像を連続的に撮影します。像はX線撮影装置と連動したコンピューターにより作られます。造影剤を静脈内に注入または飲み込むと、臓器や組織がよりはっきり示されます。この方法はコンピューター断層撮影法、またはコンピューター体軸断層撮影法とも呼ばれています。
骨スキャン:
がん細胞のように迅速に分裂する細胞が骨の中にあるかどうかを調べる方法です。非常に少量の放射性物質は静脈内に注入された後、血流中を移動します。放射性物質は骨に集積され、スキャナーによって検出されます。
PETスキャン(陽電子放射断層撮影法):
体内の悪性腫瘍細胞を見つけるための方法です。少量の放射性グルコース(糖)を静脈内に注入します。PETスキャナーが体の周囲を回転してグルコースが体内で利用されている部分の像を撮影します。悪性腫瘍は正常細胞より活発で、グルコースをより多く吸収することから、像はより明るく映し出されます。

がんが体内に拡がる方法は3通りあります。

がんが体内に拡がる方法は以下のように3通りあります:
  • 組織を透過して、がんが周囲の正常組織に侵入します。
  • リンパ系を透過して、がんがリンパ系に侵入し、リンパ管を経て体内の他の部分に移動します。
  • 血液を透過して、がんが静脈と毛細血管に侵入し、血液を経て体内の他の部分に移動します。
がん細胞が原発部位(初めの腫瘍)から離脱してリンパや血液を経て体内の他の部分に移動すると、別の腫瘍(二次性腫瘍)を形成するかもしれません。この過程を転移と呼んでいます。二次性腫瘍(転移性腫瘍)は原発部位の腫瘍と同じタイプのがんです。例えば、もし乳がんが骨に転移するのなら、骨のがん細胞は実際に乳がんのがん細胞です。その病気は骨のがんではなく、転移性乳がんです。

乳がんの病期は以下の通りです:

0期(非浸潤がん)
非浸潤性乳がんには2つのタイプがあります:
  • 非浸潤性乳管がん(DCIS)は、非浸潤性で、乳管の内膜に異常細胞が認められる状態のことをいいます。異常細胞は乳管以外の組織へは拡がっていません。DCISは乳管から周囲の組織へ拡がる浸潤がんとなる場合もあります。現時点では浸潤がんになるのを予防する方法は確認されていません。
  • 非浸潤性小葉がん(LCIS)は、乳房小葉に異常細胞が見受けられる状態です。めったに浸潤性のがんになることはありませんが、しかしながら一方の乳房で小葉がん腫があると、いずれかの乳房で乳がんになるリスクが高くなります。
I期
I期では、がんが形成されます。I期ではIAおよびIB期に分けられます。
  • IA期では、腫瘍は大きさが2cm以下で、乳房の外に拡がっていません。
  • IB期では、次のいずれかになります:
    • 腫瘍は乳房では認められないが、リンパ節にがん細胞の小さな塊(0.2mm~2㎜)が認められます。
    • 腫瘍の大きさは2cmあるいはリンパ節にがん細胞の小さな塊(0.2mm~2㎜)が認められます。
II期
II期ではIIAおよびIIB期に分けられます。
IIA期では:
  • 腫瘍は乳房では認められないが、がんが腋窩リンパ節(腕の下のリンパ節)で認められるもの、あるいは
  • 腫瘍の大きさは2cm以下で、腋窩リンパ節(腕の下のリンパ節)まで拡がっているもの;あるいは
  • 腫瘍の大きさが2~5cmの間で、腋窩リンパ節に拡がっていないもの。

IIB期では、腫瘍は次のいずれかになります:
  • 大きさは2~5cmの間で、腋窩リンパ節に拡がっているもの、あるいは
  • 大きさは5cm以上で、腋窩リンパ節に拡がっていないもの。
IIIA期
  • 腫瘍は乳房では認められないが、がんが腋窩リンパ節で認められてリンパ節が相互にあるいは周囲の組織に癒着しているものか、がんが胸骨の近くのリンパ節で認められたもの;あるいは
  • 腫瘍の大きさが2cm以下で、がんが腋窩リンパ節に拡がり、リンパ節が相互にまたは周囲の組織に癒着しているものか、がんが胸骨の近くのリンパ節に拡がっているもの;あるいは
  • 腫瘍の大きさが2cmより大きく、5cmより小さいが、がんが腋窩リンパ節に拡がり、リンパ節が相互にまたは周囲の組織に癒着しているものか、がんが胸骨の近くのリンパ節に拡がっているもの;あるいは
  • 腫瘍の大きさが5cmより大きく、がんが腋窩リンパ節に拡がり、リンパ節が相互にまたは周囲の組織に癒着いている可能性があるものか、がんが胸骨の近くのリンパ節に拡がっているもの。
IIIB期
IIIB期には、次のうちあらゆる大きさの腫瘍とがんのどれかが含まれる可能性があります:
  • がんが乳房近くの組織(胸壁および/または乳房の皮膚)に拡がっているもの;あるいは
  • 腋窩リンパ節が相互にあるいは周囲の組織に癒着しているか、がんが胸骨の近くのリンパ節に拡がっているもの。
乳房の皮膚に拡がっているがんは炎症性乳がんです。詳しい情報に関しては炎症性乳がんの章を参照してください。
IIIC期
IIIC期では、腫瘍が乳房では認められないが、あらゆる大きさの腫瘍で、胸壁および/または乳房の皮膚に拡がっておりさらに、がんが:
  • 鎖骨の上部や下部のリンパ節にがんが拡がっているもの;そして
  • 腋窩リンパ節または胸骨の近くのリンパ節にがんが拡がっている可能性があるもの。
乳房の皮膚に拡がっているがんは炎症性乳がんです。詳しい情報に関しては炎症性乳がんの章を参照してください。

IIIC期の乳がんは手術可能と不可能のものに区別されます。
手術可能なIIIC期のがんは次のようになります。
  • 腋窩リンパ節に10個以上のがんが認められる場合;あるいは
  • 鎖骨下のリンパ節にがんが認められる場合;あるいは
  • 腋窩リンパ節と胸骨の近くのリンパ節リンパ節にがんが認められる場合。
IIIC期の手術不可能な乳がんは、がんが鎖骨上部のリンパ節まで拡がっているものです。
IV期
IV期は、体内の他の臓器(多くは骨、肺、肝臓、あるいは脳)にがんの転移を認めます。

炎症性乳がん

炎症性乳がんでは、がんが乳房の皮膚まで拡がり、乳房は温かくなり、赤く、脹れてきます。これはがん細胞が皮膚のリンパ管をふさぐことから生じます。乳房の皮膚は橙皮状皮膚(オレンジの皮のような)と呼ばれるくぼみがみられます。乳房に感じられるしこりがない可能性があります。炎症性乳がんは、IIIB期、IIIC期、IV期の可能性があります。

再発性乳がん

再発性乳がんとは、治療が行われたにもかかわらずあとでがんが再発する(再びできる)ことを意味します。このがんは、乳房、胸壁、あるいは体内の他の部分にみられることもあります。

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治療法の概要

このセクションの要点
  • 乳がんの患者さんに対して様々なタイプの治療法があります。
  • 標準的治療法は以下の6種類です:
    • 手術療法
    • センチネルリンパ節生検を行ったあとに手術療法
    • 放射線療法
    • 化学療法
    • ホルモン療法
    • 標的療法
  • 新しい治療法は現在、臨床試験で有効性を検証中です。
    • 幹細胞移植を用いた大量化学療法
  • 臨床試験に参加したいと考える患者さんがいるかもしれません。
  • がんの治療を始める前、または始めるか、治療を始めた後に患者さんは臨床試験に参加することができます。
  • フォローアップ検査が必要になるかもしれません。

乳がんの患者さんに対して様々なタイプの治療法があります。

乳がんの患者さんに対して様々なタイプの治療法があります。標準的(現在用いられている)治療法もあれば、臨床試験として治療が行われるものもあります。治療法に関する臨床試験を行う目的は、現在行われている治療法を改善したり、新しい治療に関する情報を得たりすることにあります。現時点で「標準的」とされている治療法よりも新しい治療法の方がより良いと証明されれば、今度はその新しい治療法が標準的治療法になる可能性があります。 臨床試験に参加したいと考える患者さんがいるかもしれません。いくつかの臨床試験は治療を始めていない患者さんにのみ開かれています。

標準的治療法は以下の6種類です:

手術療法
乳がんの患者さんのほとんどは、がんを摘出するために手術療法を受けます。通常、腋窩リンパ節の一部を摘出し、転移していないかを顕微鏡で調べます。

乳房温存手術とは、乳房そのものは残し、がんのみを取り除く手術で、以下の術式があります:
腫瘍切除:
腫瘍(しこり)とその周りの正常組織を少量摘出する手術です。
乳房部分切除:
がんを含む乳房とその周りの正常組織の一部を摘出する手術です。がんより下にある胸部筋を覆っている内膜も摘出されるかもしれません。この手法は乳房区域切除とも呼ばれています。
乳房温存手術を行う場合は、生検により腋窩リンパ節の一部を摘出します。この手法はリンパ節郭清と呼ばれています。これは、乳房温存手術と同時にまたは術後に行われます。リンパ節郭清は別個の術創で行われます。

その他の術式は以下になります:
全乳房切除:
がんを持つ乳房全体を取り去ります。この手法は単純乳房切除とも呼ばれています。生検のために乳房の手術と同時にまたは術後に腋窩リンパ節を摘出する場合もあります。
非定型的根治乳房切除術:
がんを持つ乳房全体、腋窩リンパ節の大部分、胸筋を覆う膜、ときには胸壁筋の一部を切除する手法です。

腫瘍を切除する手術の前に、腫瘍を縮小させて手術で切除する組織の量を少なくするために化学療法が行われることもあります。手術の前に行う治療法を「ネオアジュバント療法」といいます。

手術で目にみえるがんを全部取りきれたとしても、まだ体内に残っているがん細胞すべてを殺すために放射線療法、化学療法あるいはホルモン療法を手術後に行う場合があります。再発のリスクを下げる目的で手術のあとに行う治療法を「アジュバント療法」といいます。

乳房切除術を行う際には、乳房再建(乳房切除術後、乳房の形をつくり直す手術)も考えられます。乳房再建は、乳房切除時にあるいは将来実施されるかもしれません。再建する乳房は患者さん自身の(乳房以外の)組織を用いるか、食塩水あるいはシリコンジェルを満たしたバッグを用います。インプラント術を受ける決定をする前に、患者さんはアメリカ食品医薬局へ問い合わせ、あるいはWeb siteにアクセスして乳房インプラントに関する情報を入手することができます。
センチネルリンパ節生検を行ったあとの手術療法
センチネルリンパ節生検では、手術中にセンチネルリンパ節を摘出します。センチネルリンパ節とは腫瘍からリンパ排液を受け取る最初のリンパ節です。また、がん細胞が拡がって最初に転移するリンパ節です。腫瘍の近くに放射性物質および青色色素、あるいはそのいずれかを注入します。放射性物質あるいは色素をリンパ管からリンパ節に注入します。まず生検によって放射性物質を取り込んだ、あるいは染色されたリンパ節のみを摘出します。病理医が組織を顕微鏡下で観察し、がん細胞があるかどうか調べます。がん細胞がみられなかった場合、更にリンパ節を摘出する必要はありません。センチネルリンパ節生検のあと、外科医は腫瘍を摘出します(非定型的乳房根治切除手術あるいは乳房温存術)。
放射線療法
放射線療法は高エネルギーX線やその他の種類の放射線を用いてがん細胞を殺すかまたは成長させないでおくがん治療のことです。放射線療法には2つのタイプがあります。体外照射は体外の機械を用いてがんに放射線を照射する治療法です。体内照射は放射性物質を密封した針、シーズ、ワイヤ、カテーテルをがんの内部またはその近くに直接留置して、がんに放射線を照射する治療法です。
化学療法
化学療法は、薬剤を用いてがん細胞を殺すかまたは細胞分裂を停止させることでがん細胞の増殖を阻止するがん治療のことです。口から服用したり、筋肉や静脈内に注入する化学療法では、薬剤は血流を通って全身のがん細胞に影響することができます(全身療法)。脳脊髄液、臓器、腹部などの体腔に薬剤を直接注入する化学療法では、薬剤は主にこれらの領域中にあるがん細胞に影響します(局所化学療法)。化学療法はがんの種類や病期によって異なります。

詳しい情報については乳がんに対する承認薬を参照してください。
ホルモン療法
ホルモン療法はホルモンを取り除き、作用を阻止し、がん細胞の増殖を阻止するがん治療です。ホルモンは体の「腺(せん)」と呼ばれるところで作られる物質で、血液の流れに乗って体内を循環しています。あるホルモンにより、特定のがんが増殖する原因となります。検査により、がん細胞の表面にこうしたホルモンに付着する物質(これを受容体といいます)が存在すると分かった場合、ホルモンの生成を減少するまたは作用できなくするために薬剤、手術、放射線療法が行われます。いくつかの乳がんを成長させるエストロゲンホルモンは主に卵巣によって生成されます。卵巣がエストロゲンを生成するのを止める処置は卵巣切除と呼ばれます。

タモキシフェンによるホルモン療法はよく初期の乳がんおよび転移性乳がん(他の部位に転移したがん)の患者さんに用いられます。タモキシフェンおよびエストロゲンによるホルモン療法は体中の細胞に作用し、子宮内膜がんを起こす可能性が高くなる場合もあります。この場合、毎年婦人科的診察を受け、また、月経以外の性器出血がみられた場合はすぐに医師に報告すべきです。

アロマターゼ阻害剤を使ったホルモン療法は、ホルモン依存性乳がんの閉経後の女性に用いられます。ホルモン依存性乳がんは成長するためにホルモンエストロゲンが必要です。アロマターゼ阻害剤は、アンドロゲンをエストロゲンに変えるアロマターゼと呼ばれる酵素を遮断することで身体のエストロゲンを減少させます。

初期ステージの乳がんの治療において、タモキシフェンの代わりか、あるいはタモキシフェン療法の2年以上経過した場合、ある一定のアロマターゼ阻害剤はアジュバント療法として有効かもしれません。転移性乳がんにおいて、アロマターゼ阻害剤はタモキシフェンを使ったホルモン療法と比較した臨床試験で使われます。

詳しい情報については乳がんに対する承認薬を参照してください。
標的療法
標的療法は、正常細胞を傷つけずに、特定のがん細胞を識別したり攻撃したりする薬剤や他の物質を用いる療法です。モノクローナル抗体とチロシンキナーゼ阻害剤は乳がん治療に用いられる標的療法の2種類です。標的療法の1種類であるPARP抑制剤は乳がん治療に対して研究下にあります。

モノクローナル抗体療法は、一種類の免疫系細胞から実験室で作成された抗体を用いるがん治療です。これらの抗体はがん細胞上にある物質やがん細胞の増殖を促進する可能性のある正常物質を同定することができます。これらの抗体物質に付着してがん細胞を殺すか増殖を阻害あるいは拡散を防ぎます。モノクローナル抗体は注入により投与されます。これらは単独で用いられる他、がん細胞まで薬剤、毒素、または放射性物質を直接送達するために用いられることもあります。モノクローナル抗体はネオアジュバント療法として化学療法と併用されます。

トラスツズマブは、乳がん細胞に増殖信号を伝える成長因子蛋白質HER2の効果を阻害するモノクローナル抗体です。乳がん患者さんの約4分の1は、化学療法と併用したトラスツズマブを用いて治療される腫瘍があります。

ペルツズマブはモノクローナル抗体で、乳がん治療でトラスツマブおよび化学療法と併用されることがあります。転移(身体の他の部位に拡がった)したHER2陽性乳がん患者さんの治療に使われます。

チロシンキナーセ阻害剤は、がんの成長に必要なきっかけを阻止する薬です。チロシンキナーセ阻害剤はアジュバント療法として他の抗がん剤と併用して使われます。

ラパチニブはチロキシンキナーセ阻害剤で、がん細胞の中のHER2タンパク質や他のタンパク質の影響を阻止します。トラスツマブ治療で好転したHER陽性乳がん患者さんに他の薬剤と併用して使われます。

標的療法の1種類であるPARP抑制剤は、DNA修復を阻害してがん細胞を死滅させます。
PARP阻害剤治療はトリプルネガティブ乳がん治療に対して研究下にあります。

詳しい情報については乳がんに対する承認薬を参照してください。

新しい治療法は現在、臨床試験で有効性を検証中です。

このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。実施されている臨床試験についての情報はインターネットでNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
幹細胞移植を併用した大量化学療法
幹細胞移植を伴った高用量化学療法は、がん治療によって破壊された造血細胞を置き換えるための方法です。幹細胞(未成熟血液細胞)を患者さんまたはドナーの血液、骨髄から採取し、冷凍保存します。治療終了後に、保存しておいた幹細胞を解凍し、注入により患者さんに再び戻します。再注入されたこれらの幹細胞は短期間で血液細胞に成長し、体内の血液細胞を回復させます。

乳がんの治療において、幹細胞を併用した大量化学療法が標準的な化学療法よりも良いという成績は得られていません。現時点では、大量化学療法は臨床試験でのみ検証するべきだといわれています。こうした臨床試験に参加する前に、大量化学療法による重篤な副作用、つまり死亡の可能性も含めて患者さんは説明を受けるべきです。

臨床試験に参加したいと考える患者さんがいるかもしれません。

何人かの患者さんにおいて臨床試験に参加することは最良の治療選択であるかもしれません。臨床試験はがんの研究過程の一つです。臨床試験は新たな治療法が標準的な治療法より安全で有効であるかを見つけ出すために行います。

がんに対する今日の標準的な治療法の多くは早期の臨床試験を基本にしています。臨床試験に参加する患者さんは標準的な治療を受けるか、初めて新しい治療を受けることになるかもしれません。

また、臨床試験に参加する患者さんは未来のがん治療法の改良を助けます。新しい治療法の臨床試験が有効性を示さなくても、しばしば重要な疑問の答えとなり、研究が前進するのを助けます。

がんの治療を始める前、または始めるか、治療を始めた後に患者さんは臨床試験に参加することができます。

いくつかの臨床試験はまだ治療を受けていない患者さんを含んでいます。他の試験はがんが回復していない患者さんに対する治療を評価します。がんが再発する(再起する)のを止めるか、がん治療の副作用を軽減する新しい方法を評価する臨床試験もあります。

臨床試験は国の多くの地域で行われています。治療法の項での現在の治療法の臨床試験へのリンクを参照してください。NCIの臨床試験リストから取り出してきます。

フォローアップ検査が必要になるかもしれません。

がんを診断するために行われた、あるいはがんの病期をみつけるために行われた検査が繰り返されるかもしれません。いくつかの検査は治療がどれぐらいよく効いているかをみるために行われるでしょう。治療を続ける、変更するか止めるかどうかの判断がこれらの検査結果を基に行われるかもしれません。これらはときどき再病期診断と呼ばれます。
いくつかの検査は治療が終わった後に時々継続して行われるでしょう。これらの検査結果は状態が変化したかどうか、またはがんが再発(再起)したかを示すことができます。これらの検査は時々、フォローアップ検査か定期検査と呼ばれます。

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病期別治療法

現在行われている臨床試験の検索結果へのリンクは各治療の項目に記載されています。いくつかのがんの種類や病期については、試験がリストされていないことがあります。リストされていなくても、実施されていると思われる臨床試験については主治医に相談してください。

非浸潤性乳管がん(DCIS)

非浸潤性乳管がん(DCIS)の場合、治療法は以下になります:
  • 乳房温存手術とタモキシフェンの併用または非併用下での放射線療法。
  • タモキシフェン併用または非併用下での全乳房切除。
  • 放射線療法併用または非併用下での乳房温存手術。
  • 放射線療法併用または非併用下での乳房温存手術とタモキシフェンにの関する臨床試験。
現在、米国で非浸潤性乳管がんの患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。臨床試験に関する一般的情報はNCI Web siteから入手可能です。

非浸潤性小葉がん(LCIS)

非浸潤性小葉がん(LCIS)の場合、治療法は以下になります:
  • 生検により非浸潤性小葉がんと診断した場合、定期的に乳房造影図によりできる限り早期に変化を発見できるよう検査します。この方法は、臨床経過観察と呼ばれています。
  • 乳がんが進行するリスクを低下させるタモキシフェン療法。
  • 両側の乳房の切除術。この治療法は乳がんになるリスクが高い方に用いられることもありますが、ほとんどの外科医はこの治療法は必要以上のものであると考えています。
  • がん予防薬についての臨床試験。
現在、米国で非浸潤性小葉がんの患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。臨床試験に関する一般的情報はNCI Web siteから入手可能です。

I期、II期、IIIA期と手術可能なIIIC期乳がん

がんが乳房や腋窩リンパ節に限られているI期、II期、IIIA期、手術可能なIIIC期乳がんの場合、治療法は以下になります:
  • がんの部分と周囲の組織だけを切除する乳房温存手術をしたあと、リンパ節郭清および放射線療法。
  • 非定型的根治乳房切除術単独、あるいは乳房再建手術と併用する方法。
  • センチネルリンパ節生検を行ったあとに手術療法。
アジュバント療法(がんが再発するリスクを下げるため、手術後に行われる)は以下になります:
  • 非定型的根治乳房切除術のあと、乳房近くのリンパ節および胸壁への放射線療法。
  • 化学療法単独、あるいはホルモン療法を併用する方法。
  • ホルモン療法。
  • 化学療法を併用したトラスツズマブによる標的療法の臨床試験。
  • 新しい標的療法の臨床試験。
現在、米国でI期II期IIIA期IIIC期乳がんの患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。臨床試験に関する一般的情報はNCI Web siteから入手可能です。

IIIB期、手術不可能なIIIC期、IV期、転移性乳がん

IIIB期、手術不可能なIIIC期
IIIB期及び進行した手術不可能なIIIC期の乳がんの場合、治療法は以下になります:
  • 化学治療法。
  • 化学治療法治療法のあとにリンパ節郭清を伴う手術療法(乳房温存手術、または全乳房切除)を行い、その後に放射線療法を行う。追加療法(化学療法とホルモン療法の併用、またはいずれか一方)を行う場合もあります。
  • 新しい抗がん剤、併用療法、および治療法の臨床試験。
IV期、転移性乳がん
IV期、または転移性乳がんの場合、治療法は以下になります:
  • トラスツズマブを使用、または使用しない化学療法とホルモン療法の併用、あるいはいずれか一方。
  • 化学療法を併用するトラツズマブとパーツズマブを用いたモノクローナル抗体療法。
  • ラパニチブを用いたチロシンキナーゼ阻害剤療法とカベシタビンの併用。
  • がんによる痛みなどを和らげるための放射線療法と手術、あるいはいずれか一方。
  • がんが骨まで拡がったときに使用する骨疾患と骨痛を抑制するビスフォスフォネート剤。
  • 新しい化学療法とホルモン療法、あるいはそのいずれかの臨床試験。
  • 抗がん剤とトラスツズマブ(ハーセプチン)の併用療法に関する臨床試験。
  • 標的療法、ホルモン療法、化学療法など新たな併用治療の臨床試験。
  • 幹細胞移植を併用した大量化学療法などその他の治療アプローチの臨床試験。
現在、米国でIIIB期IIIC期IV期乳がんの患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。臨床試験に関する一般的情報はNCI Web siteから入手可能です。

炎症性乳がんの治療法

炎症性乳がんの治療法は以下になります:
  • 化学療法。
  • 全身化学療法のあとにリンパ節郭清を伴う手術(乳房温存手術または全乳房切除)を行い、その後に放射線療法を行う。追加療法(化学療法とホルモン療法の併用、またはいずれか一方)を行う場合もあります。
  • 新しい抗がん剤や、併用療法、および治療法の臨床試験。
現在、米国で炎症性乳がんの患者さんを受け入れている臨床試験があるかどうかNCIのがん臨床試験リストから確認してください。 試験の場所、治療の種類、薬剤名など研究の他の特徴から研究を詳細に知ることが出来ます。臨床試験に関する一般的情報はNCI Web siteから入手可能です。

トリプルネガティブ乳がんの治療法

トリプルネガティブ乳がんの治療法は以下になります:
  • 化学療法のあとに手術(乳房温存手術、全乳房切除あるいは非定型的根治乳房切除術)およびリンパ節郭清。
  • 乳がん治療でよく使われる薬剤および乳がん治療で通常は使われない薬剤による多剤併用化学療法の臨床試験。
  • PARP抑制剤の臨床試験。
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再発性乳がんの治療法

乳房および胸壁における再発性乳がん(治療後に再び生じたがん)の治療法は以下になります:
  • 手術(非定型的根治乳房切除手術)、放射線療法、あるいは手術と放射線療法の併用。
  • 化学療法あるいはホルモン療法。
  • 化学療法を併用したトラスツズマブの臨床試験。
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(2012年07月更新)

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